欝展開が多く、シリーズの中ではかなり重々しい雰囲気になっています。アドリブやネタセリフも控えめなので一部を除いて真面目な雰囲気に。
ミニシーズン+3シーズン65話なのですが、日本では2シーズン52話までしか放送されておらず、実質バットエンドというか打ち切りみたいな終わり方になっています。
続編のアドベンチャーは放送されているので、あいだのエピソードが抜けた状態になっている模様。
登場トランスフォーマーはシリーズ内ではかなり少なめで、特にオートボットのレギュラーTFはわずか5人(後はゲストか途中加入)という状態で、無印ビースト並みの人数の少なさ。
ディセプティコン側のメンバーは流動的だが、量産型のビーコンが多く、またあんまり戦闘に参加しないショックウェーブなどもいるのであまり賑やかな感じではない。
日本では規制などからカットシーンが出ており、それを終了後のミニコーナー2つで補っている。玩具に付いているアームズマイクロンがしゃべるアームズマイクロン劇場とアイドルグループがトランスフォーマーを紹介するトランスフォーマー部の2つ。
どうでもいい話、アームズマイクロン劇場にて汚名挽回がネタにされていたが、最近は汚名挽回でも問題ない説が貼られるまでがデフォ。
あらすじ
地球をパトロールしているオートボット、クリフジャンパーとアーシー。しかしクリフジャンパーは敵であるディセプティコンに見つかって殺されてしまう。その後アーシーはディセプティコンに追われており、その途中で人間の子供ジャックが乗り込んでしまう。
ジャックは途中で出会ったラフと言う少年と共に、乗り物がロボットに変形する事を目撃してしまう、ジャックはそのことを忘れようとするが、姿を見てしまった事でオートボットに保護される、その際にやはりトランスフォームを目撃した少女ミコも加わっていた。
そしてオートボットの基地で、かつて戦争が有り、サイバトロン星は荒廃してしまった事が告げられるのだった。その後オートボットメンバーはクリフジャンパーを救出に向かうが彼は既にゾンビ化していた。そしてファウラー捜査官と言う政府の監視役が様々なトラブルが起こっているために怒っていたのであったが、ファウラー捜査官は帰る途中にディセプティコンに攫われてしまう。ファウラー捜査官を救出したが今度はメガトロンが先祖のTFをテラーコン化させて復活、さらに地球に送り込む計画を立てた、オートボットはスペースブリッジを破壊して計画を防いだが、故郷に戻る事も出来なくなったためそのまま地球で暮らす事になる、しかしディセプティコンではスタースクリームがメガトロンに変わりリーダーの座に付いていた。
登場メカ
いつものオートボットとディセプティコンの図式。ユニクロンは登場するが出番はそこまで多くない。ネーミングは完全に海外寄りに。
※G1とは初代の時間軸の事
オートボット
人数は少なく、長らく5人での行動が多かった。
オプティマスプライム
オートボットの司令官。概ね真面目な性格。マスクは開閉式でよく開いている。かつての名前はオライオンパックスと呼ばれており、昔はメガトロンとは同志であったが、最終的に袂を分かった。一時期記憶を失って、オライオン時代の状態に戻ってしまいその際にかつての仲間であるメガトロンに付いていってしまった事もある。
バンブルビー
黄色い車からトランスフォームするかつての戦いで重賞を負ったが、ラチェットによって治療される、しかし声を出す機能は修復されず、もっぱら機械音で話す。他のメンバーと違い口もなく、常にマスクを付けている。
最終回で声は取り戻したようだが、日本では未放映。因みに顔は変わっているがアドベンチャーのバンブルビーとは同一人物らしい。ラフとは会話ができる。
バルクヘッド
今作ではアニメイテッドのようにアイアンハイドにならずバルクヘッドと言う海外の呼び名に準拠した呼び名に。概ねパワーファイターなのは変わらず、性格はやや重々しい感じに。途中重症を負ってしまい、リハビリの祭にはやさぐれ気味になっていた。人間の少女ミコと仲が良くなっていた。ミコに一番大きいからリーダーじゃないのと言われていたが、そういうキャラじゃないらしい。かつてはレッカーズと呼ばれるチームに所属しており、ホイルジャックとは戦友だった。因みに車なので中に乗れるが、ロボットモードの時に乗るとめっちゃ酔う(ミコが乗った結果)。
ラチェット
医者。戦闘には参加せず基地に残っている事が多い。G1と設定が変わっているキャラが多い中医者と言うポジを未だに維持している。帰ってきたオプティマスに色々言うのが主な役割。ハードウェアは強いがソフトウェアはそうでもないらしく、天才ハッカーのラフがメインになっている。
アーシー
バイクに変形する。ジャックに気に入られてしまいそのままディセプティコンが現れジャックが巻き込まれてしまったと言うところから3人の子供とオートボットとの関係が始まる。
テイルゲート、クリフジャンパーと何度も仲間を失っている、そしてテイルゲートの仇であるエアラクニッド。
ホイルジャック
G1では発明家キャラのはずが本作ではディセプティコンハンターの侍キャラとして登場。性格もかなり硬く、語尾に候をつけて話す。かつてのバルクヘッドの仲間だった。基本的にはたまに登場するゲスト。かつてはレッカーズと呼ばれるチームを結成していたが、既に殆どのメンバーが戦死している。
スモークスクリーン
G1では煙幕が主な仕事だったが、本作では新米戦士として登場。アルファトライオンの護衛を行っていたがディセプティコンと交戦して敗北。その後ディセプティコンの脱出カプセルに乗って宇宙をさまよい地球に到着。かなり終盤に加入する。
クリフジャンパー
クリフは崖でジャンパーは飛ぶ人、アーシーとは古い仲間。なんと1話でスタースクリームに刺されて死亡してしまい、その後ゾンビ化。
ディセプティコン
オートボットと比べて量産型がおり、戦力ははるかに大きい。ただしよく裏切りが出るのはいつものパターン。
メガトロン
元剣闘士だったが、格差の広がるサイバトロン星の現状に不満に思い戦争を起こす。かつてはオライオンパックス(オプティマスプライム)と同志だったが意見の違いから袂を分かち対立している。
地球にあるダークエネルゴンを求めて地球にやってきた。
スタースクリーム
おなじみスタースクリーム。メガトロンが死んだと思い勝手にディセプティコンのリーダーになったが、下っ端連中にはあまり信頼されていなかった。その後帰還したメガトロンによってディセプティコンを追われてその後第三勢力として活動して、クローン軍団を作ったりエアラクニットと関わったりしていたが最終的にディセプティコンに復帰する。
基本的に野心家、卑怯、小物とスタースクリームっぷりを発揮している。トランスフォームするときの声が妙にハイテンション。
サウンドウェーブ
意思表示が殆どない機械的なポジション、やってることはいつもと同じく情報集めなど。少なくともレーザービーク(コンドル)が部下にいるが、フレンジー達に姿は見えない。一度ラチェット達に何重の罠を仕掛けられて情報を抜き出された時がある。
ショックウェーブ
今回は科学者としての搭乗。スペースブリッジを復活させた張本人。
メディックノックアウト
医者。解体の方が専門らしい。スタースクリームがリーダーのときはスタースクリームに従いメガトロン復帰後はメガトロンの従うなど特に誰が上でも構わないらしい。
ウォーブレークダウン
壊すのだーい好き。バルクヘッドのライバル的なポジションだった。もっぱら強い戦闘員的なポジションで出てきては殴り合うのが主な仕事だったが途中で死亡、サイラスブレークダウンに改造される。
エアラクニッド
一応ディセプティコンだが事実上の第三勢力的な立ち居時で活動していた。インセクティコンを洗脳して手下にする等行動としてはメガトロンに対しても反抗的である。
ドレットウィング
スカイクエイクの兄。スカイクエイクの仇討ちにやってきてそのままディセプティコンナンバー2のポジションに収まるが、スタースクリームの復帰の際にスカイクエイクの死を冒涜したスタースクリームを許せず殺そうとするが、メガトロンに打ち抜かれ絶命。
スカイクエイク
メガトロンに絶対の忠誠を誓っており、エネルゴンの防衛の為に地球で眠りについていたが、スタースクリームが戦力アップの為に目覚めさせる。ただしスタースクリームの言う事を聞かずそのままオートボットと戦闘して死亡、後にスタースクリームの手でテラーコン化してそのまま時空の狭間に取り残された。
メイクシフト
ゲスト、ホイルジャックに変装してオートボット基地に潜入するが、ホイルジャックの過去を知るバルクヘッドにあっさりバレて爆弾をつけて送り返された。
ディセプティコンビーコン
量産型のディセプティコン、車型。基本ヤラレやくでやられてばかり。インセクティコンと比べてもあんまり強くないイメージ、もっぱら人質を取ったり突撃してくるオートボットの反撃して1発を当てられず全滅するのが主な仕事。戦闘機に変形するジェットビーコンもいるが役割はあまり差がない。
インセクティコン
中の人はワスピーター、ノリもワスピーターと化している。群体系モンスターっぽい行動をしているのにノリのせいでなんともゆるいキャラに。やられる時もやっぱり「わーやられたー」。
46話ではアドリブっぽいセリフで「この草食系のオタク野郎め、こっちはなぁ、樹液すすって生きてるんだよぉ」と言うセリフがあり、それ以降も「自分の殻に閉じこもって、このゆとり世代め」等変なセリフを連発していた。
ハードシェル
インセクティコンのボス。かなりデカいく、テンションも高い。元々デカいインセクティコンよりさらにデカい。何人ものレッカーズを狩ってきたと豪語していた。バルクヘッドに重賞を負わせている。
その他
戦闘機:ファウラー捜査官
普通の戦闘機、ファウラー捜査官が普通のスーツ(パイロットスーツではなく普通のスーツ)で操縦していた、ラチェットがコックピットを改造してくれたから可能らしい。ファウラー捜査官はこれでバンブルビーを救出していたりする。
ミニコン
群れで行動する害虫。金属を捕食するTFの敵、生きた金属を特に好むのでTFには非常に嫌われている。有機生命の人間には無害。
ネメシスプライム:サイラス
スタースクリームのトランスフォームコグを使って作られた偽オプティマス。秘密結社メックによって作られ、ネックのリーダーであるサイラスが操縦、偽オプティマスとして活動したがやられた。
サイラスブレークダウン:サイラス
破壊されたウォーブレークダウンのボディを使い、重傷を負ったサイラスとくっつけて作った人間とトランスフォーマーの融合体。ディセプティコンに協力し、衛星兵器をハッキングし意のままに動かす。
ガイアユニクロン
惑星サイズトランスフォーマーユニクロン、地球の核として眠っている。復活したら地球が壊れてしまうので復活しないでほしい存在。小型の分身を作り襲いかかってくる、メガトロンとオプティマスの協力で抑えられ今は一応落ち着いた。
ベクターシグマ
実写パートのトランスフォーマー部に登場。ダーダー恐竜みたいな声でしゃべる。
過去のTF
メガトロンにテラーコンとして復活させられて戦力になった。
感想
TFシリーズの中では屈指の暗さ、BGMもオケ調の壮大な感じ。ただ日本では尻切れトンボ状態なので見るときは注意。
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