有名なケツアゴシャアはゲームの実写ムービーなので、それが単体の作品というわけではないので、唯一の実写版ガンダムになっている。現在新実写版が製作中なのでそれが完成したら唯一の実写という立ち位置を失うことになる。
ガンダムにしては珍しく食料問題をテーマにしたストーリー、ガンダムの場合食料問題はあくまでほかの話もおまけ扱いで、それそのものが問題になることはあまりなかったのだが、これは敵の目的が地球圏の食糧難を背景に、食料の生産を牛耳って地球圏の支配権を確立する事と食料が最重要なストーリーに組み込まれている。
今までMS開発を行ってきたサナリィ、アナハイム等は行方不明で、技術者集団セイバーチームの存在が語られるのみ。
またVガンダムの宇宙戦国時代の展開等も不明、NTとかそういったものも不明な状態。それから尺がないのでストーリーは基本議会(セツルメント国家議会)のガーノー総督とサイド8ガイアでほぼ成り立っている、サイド7ってどうなってるんだろう。
今まで宇宙世紀ガンダムの宇宙空間に有るのはスペースコロニー(宇宙植民地)だったのが、本作ではスペースセツルメント(宇宙共同体)へと改称していたり、Vガンダムの先の時代となって地球連邦が崩壊していたりと色々と時代が先に進んだなぁと思う設定が多々有ります。
設定…宇宙世紀は西暦何年?
ガンダム界ではよく議論になる、宇宙世紀元年は西暦何年かだが、あくまでこの作品では西暦2045年に宇宙世紀が始まったとしている。つまり1年戦争の79年は西暦2124年ということになる。
あらすじ
海底で旧式の水中用MSで作業をおこなうマーク・カラン、そこにどこかの軍のパイロットが墜落する、そのパイロットは相当焦っており、浸水も始まっており、救出要装備のない状態で救出に成功する。
が、その後ラボに侵入者があり、謎の男女が何かを持ち出そうとしたが、議会軍によって男の方は射殺、女の方はマークが助命を嘆願した為に捕まっただけで連行されていった。
そして帰宅後彼女と逢っていたら、ニュースが流れ、地球圏の食料問題に付いて言及すると共に、昼間の事が語られているが、マークの認識とニュースの報道が違う、どうなっているのか。その後元上官のガーノー総督にあい、侵入者の女から情報を聞き出すように言われたマークは、その女に警備兵に手引きしてもらい出会うが、その女は退職したリバ博士が実は消されたことと、博士の実験のサンプルが欲しい、ガイアで開発した研究と足せば熱のない光が生まれ、海底でも食料を生産できるようになると言う、そしてその研究は成功していた、マークはガーノー総督にその研究成果を見せようとしたが、警備兵から攻撃をうけ追われる立場になる、そしてあとから来た恋人も加え、ニューマンハッタンへ向かう事になった。
登場メカ
ガンダムなので当然のごとくモビルスーツ、ただし技術と予算の都合か、コックピットのデザインがレトロなモノに、これはよくツッコまれている。
性能面ではVガンダムの時代と比べても低い部分があり、またサイズは1年戦争時代のものに戻っており、結構よくわからない点が多い。
イルミナーティ
地球圏の均衡を目的として設立された勢力。劇中ではマークの旧友が実は所属していた事や元々小さな組織だった事等が語られる位で、実態は不明。議会軍のガイア侵攻を受けガイア側に立って参戦する。
Gセイバー:マーク・カラン
GセイバーのGは、7番目に開発されたMSだかららしい。議会軍のMSとは比較にならない性能らしい。登場は1機だけで、性能としては登場MSの中では一番高く、マークの技術もありMWレイに対しては圧倒していたが、有人機のレイ(ジャック・ヘイル)には苦戦を強いられる。
まずゲーム等に出演することはないが一応ガンプラが出ており、ビルドファイターズにひっそりと参戦した。
イリュージョン:フィリッペ・サン・シモン
別名Iセイバー、ガンダム顔に細長い手足と言う妙なフォルムを持つMS、終盤に援軍として大量に登場した。
セツルメント国家議会軍
現在地球圏はセツルメント国家議会とセツルメント自由連合の2大勢力によって統治されており、そのうち議会の側が連邦の統治を引き継ぐ形になっているらしい。
MSはずーっと使われていなかったモノアイを使っている。
ブグ:ティム・ハロウェイ
標準的な量産型、性能はフリーダムよりは高いがレイよりは下。冒頭で事故で大気圏内に墜落した機体が搭乗する、流石に宇宙世紀がここまで来ると普通に大気圏突入しても一応無事っぽい。
レイ:ジャック・ヘイル
議会軍の最新型MS、無人MSであるMW(モビルウェポン)として運用されていた、一部有人機があり、それが指揮官きとなっている。フリーダム相手には兵の練度の低さと旧式であることもあってか圧倒したが、Gセイバーには及ばず。ジャック機はGセイバーと互角に戦ったが。
サイド8 ガイア
議会、連合に所属していないらしい。
フリーダム
型番はRGM-196、あのGMの系譜である。散々言われているが、フリーダムガンダムではないしガンダムフリーダムでもない。元々連邦軍のMSだったが、その連邦は崩壊してしまっている。一度はジャベリンサイズにまで小型化していたはずが、いつの間に18mの通常MSサイズに戻っていた。
性能面ではかなりロートル化しており、F91以降のジム系列のポジと同じく、超ロートルのやられメカであり、シールドもビームシールドから普通のシールドになっている。装備はビームマシンガン。
性能以前に兵の練度が低くどうしようもない状態。
大西洋深海農業研究所
研究機関、地球の食糧事情の改善のために海底で農業を行う研究を行っていた。主人公マークはここの所属。
グッピー:マーク・カラン
旧式の水中用MS、地上に上がれるかどうかは知らない。作業用として使われていた。
余談・ゲーム版
後日談のゲーム版あり。実は私は多分処分してなければまだ持ってる気がするのですが、如何せんゲームとしてはPS2のロンチタイトルであり、作りはかなりアバウトであまり面白くはありません。なので2面辺りで飽きてしまいまいました私の場合。ぶっちゃけクソゲーです。
感想等
総合的な感想だと、ネットの感想に比較的近くなります、割と普通の海外ドラマ、ガンダムとしてはあまり話題にならない食料問題や、主人公が嫌になってやめた元軍人、大義とか個人的な愛憎とかそう言ったの関係なくただ権力が欲しいガーノー総督等、ガンダムとしては珍しいタイプ、変わった切り口といいますか。そこそこ楽しめるものにはなっている気はします。
ガンダムとしては変わった作品なので、口直し的なポジションとしてはいい気がします。
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