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菌類
ロボットアニメ歴は20年くらい、ただし休止期間長が長く初心者以上上級者以下。
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2016年05月21日

特装機兵ドルバック

80年代に制作された葦プロ制作のロボットアニメ。

基本的にバリアブルマシーンと呼ばれる可変ロボットを駆る地球連邦所属のドルバック隊とイデリア軍との戦いを描いた話、ほか通常の連邦軍も大規模に編成されており、多数のパワードアーマーを擁してイデリア軍と戦い、後にバリアブルマシーンも量産が行われる。

話の内容的に2クールで一度これで終わりにしても良さそうな展開になり、その後もう1クール続いて終了という流れ。
どうもえらく半端な事になってしまったのは、スポンサーのタカトクトイズの倒産だという話を聞きましたが、ただし同じ条件だったガルビオンと違って一応話は完結しています、が未消化な伏線も結構目立つ状態、早い時期のエピソードが後半に回収される展開もチラホラあったことを考えると時間があれば回収はされていたのでしょうか。

話もメカもポストガンダムと言うよりポストマクロスといった印象、敵の正体だったりメカデザインや陣営ごとのメカの配備バランス等が。
作画は何となく綺麗だけど止め絵多様なタイプかと思っていたら結構しっかり動いていました。

またパラレル的なショートOVAが制作されています。がなんと主人公の無限真人がめっちゃあっさり戦死すると言う展開に。

あらすじ
母星を失ったイデリア人は新たな惑星を求めてゼラー総統に率いられ地球に降り立ち地球侵略を開始した、しかしそれを予期していた高城大佐はドルバック隊を編成して待ち構えており、また連邦軍もパワードアーマー等の新兵器を使いイデリア軍の侵略を食い止める。そんな中、イデリアの総統ゼラーは各地に眠るモアイを探させる等徐々に不審な行動をとるようになっていく。そしてかつてのイデリア人のモアイの神官が残した碑文をドルバック隊が解明するなどしてゼラーの企みが徐々に明らかになっていく。

登場メカ
グループとして、バリアブルマシーン、パワードアーマー、カングライド、ゼノライドの4グループが有り、それぞれ違った思想でデザインがされている印象。バリアブルマシーンは標準的な人型メカ、パワードアーマーはあくまでパワードスーツデアリ、カングライドは非人間型のエイリアン兵器、ゼノライドはより人型のエイリアン兵器というデザイン体型といった感じでしょうか。

地球連邦軍
パワードアーマーの種類が多く結構な種類のメカを持っている。

ドルバック隊
高城大佐がイデリア軍の侵略を予想して作り上げた部隊。形式としてはあくまで救助用専門の部隊として編成され、イデリア軍の侵略を待ち構えていた。

ムゲンキャリバー:無限真人
主役メカ、ジープからの変形。このタイプとしては割と変形バンクが長めなのが特徴な気がする、ジープとしては大型。タルカスと比べれば機動力はあるのでガゼットと共に偵察に出ることも結構あった。
なおトランスフォーマーのロードバスターに玩具が流用されたが、G1のアニメには未登場な上にバルキリー程の知名度はないのでスカイファイアー程ネタにされることはなかったり。

コンバットキャリバー:無限真人
ムゲンキャリバーの改良型、今までのオレンジ色の装甲からフルアーマー的な感じに、説明によれば防御力強化の為に平均50mmのハイラミネードアーマーで覆っている、新型の化学エネルギー弾を使うラピードタイプの20mmブラスターガン、ミサイル付きシールドを装備、ロケットノズルを追加等が行われている、その為重量は2倍になったが出力強化で補っている。

オベロンガゼット:ルイ・オベロン
ヘリ型、早いので専ら偵察等に利用されている、小型ながら実はタルカス1機を丸ごと輸送できる、武器は。玩具はホワールとしてTFへ流用。

ボナパルトタルカス:ピエール・ボナパルト、スタンレー・ヒルトン
戦車型、あまり厳密な意味での人型ではなくキャタピラ走行で飛行能力もないのでガゼットに輸送してもらうことが多い、また今一つ人型が地味なせいかほかの2機と比べ戦車形態での戦闘が多い印象。

コマンドベース:ボブ・フロイド、ジャッキー・フランク、ピーター
ドルバックの母艦、一応名目上は救助用らしく、主任以下3人で運用している。

新型コマンドベース:高城洋一
多数のバリアブルマシーンやパワードアーマー等を大量の兵器を搭載しており、基本バリアブルマシーン3機でやっていた旧コマンドベースとは比較にならない規模の運用が可能。迷彩色に変更する装置も付いている。

キャリバー(量産型)
量産型のキャリバー、色が軍用っぽくなっているほか目つきも何か違う。普通のムゲンキャリバーと比べると補正がない分何となく落ちやすい。一時期無限真人も繋ぎで登場していたことが有り。新コマンドベースには多数が配備された。戦闘力と機動力のバランスが取れているせいかほかより出番が多かった印象。

ガゼット(量産型)
3つのバリアブルマシーンの中では比較的量産型との違いがわかりにくい。新型コマンドベースにも多数搭載、量産型もオゼロンガゼット同様タルカスを輸送できるため、タルカスと1セットで運用されていた。

タルカス(量産型)
量産型のタルカス、中盤あたりから配備され始め、新型コマンドベースにも多数搭載された。

タルカスジョーズ・サンダース機
ピエール戦死のエピソード用に登場した量産型タルカス。モアイ破壊作戦の際に真人達3人は全員ピエールの命令を聞かずに突出、引き戻そうとしたピエールが戦士する結果となった。通常のタルカスと違い顔のペイントがされているのでわかりやすい。サンダース軍曹は元々は戦車乗りで戦車から乗り換えたそうな。

パワードアーマー
パワードスーツの一種、イデリア軍との戦争の際に連邦軍が使用した。バリアブルマシーンと違い序盤から連邦軍に配備されており、その為バリアブルマシーン量産不要論の原因にもなっていた。初登場時の説明では「宇宙開発用プロテクター」と呼ばれていたので、当初の使用目的は宇宙開発用と想定される。あまりメインでの登場はなく、種類の割には個別の出番はそんなに多くない。小型の分耐久力には難があるらしく、落とされる数は多め、また乗り物ではなくパワードスーツなので機動力はない。

レコン
最序盤から登場していたパワードアーマー、頭がキャノピーで中の人の顔が見えるタイプ。比較的早く一線から退いたがその後もドルバックが着込んでいたりする。

ハーク
比較的よく見るタイプのパワードアーマー、OPに写ってるのもこれ。OVAでも使われていた。

ノーブ
ハークと共に比較的よく見るパワードアーマー、同じくOPに写っている。ノーブキャノン、ノーブレーザーがある。

ティンクル・ベル
大型ミサイルランチャーを背負っているタイプ、復讐で密集して全方向にミサイルを一斉発射するファイヤーボールと呼ばれる戦術を使っていた。

ティンクル・サム
ティンクルベルの火力強化版。

ガーディアン
大型キャノン砲を装備したタイプ。

戦車
名称不明の普通の戦車、徐々に見かけなくなっていった。

戦闘機
名称不明の戦闘機、割とちょくちょく登場していた、序盤から登場していた上にバリアブルマシーンには戦車に相当する兵器は存在しない為出番は多く、戦車と違い最終回まで登場していた。

イデリア軍
種類は少なめ。

カングライド
イデリア軍の主力兵器、基本有人でイデリア軍の兵士が乗っているが、後半ではイデリア軍が降伏して海に沈められたものをゼラーが復活させ、無人兵器と化して各地を襲撃させている、有人機時代はコックピットが打ち抜かれたら戦闘続行は不可能だったが、無人になってからはしっかり完全破壊しないとダメになったり動きも良くなったりとパワーアップしている。連邦軍の方が種類が多く、大体いつも同じタイプで逆に敵が少ないと言うロボットアニメでは珍しいパターン。

サンダー
カプセルに腕が付いただけの小型カングライド、対して強くはなく専らヤラレメカ、弱かったせいかゼラーからは無視され海に沈められたままだった。因みにキャノピーっぽく見えるがカメラアイで機体の前部の丸がカメラ。

ハーバラ
よく出てくるカングライド、指揮官機としての出番が前半は多かったが、後半になると普通の量産型敵メカ状態、ただし最初の上位機種が雑魚化したため、サンダーと違い一撃では落ないことも多く苦戦を強いられることに。

マヤール
大型のカングライド、後半になるにつれ出番が多くなる。

ゼラノイド
後半より登場した3種類の新型。大佐の旧知であり協力関係にあったフリードン博士なる人物が情報を集めていたが襲撃を受けて資料はなくなり、固有名詞は語られなかった。登場は終盤なので出番はそれほど多くはない、デザイン的にはポストマクロスという感じのデザイン。

ゼラー
メカではないが一応ラスボスなので、一言で言えばズール皇帝に近い、外見的にも性質的にも。
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