アニメ本編よりも作画が安定している(と言うより当時の最高水準)な上に話も綺麗にまとまっているのでとりあえずどっちを見ればいいのとなるとこっちからの方が早いと思いますが、TV版を見ないとわからない部分も結構あります、ミンメイの歌は色々歌われていますが、一部の歌のストーリー上での由来はTV版でしか描写がなく、またフォッカーの出番が劇場版だとかなり少なく、前半戦で既に戦死してしまう等の違いが有り、柿崎の死亡シーンがまるで違うのは有名で、ステーキの方がTV版、女絡みが劇場版。またTV版では(一応)ラスボスだったカムジンに至っては出てたの?状態、同じくラプラミズも別人な上にやっぱり出番は僅か。
あとボドルザーもTV版だと他のゼントラーディとの差は特になかったのに対して、劇場版だとやたらデカい、他何人かの脇役は完全に背景化、グローバル艦長も数回程度の出番になりカイフンも毒気が抜けて普通にとかなりのキャラが「出ているだけ」みたいになっています。
要は輝、未沙、ミンメイのメイン3人の関係が主体で話が作られているということ、2時間弱の尺に合わせて一番中心の部分だけを抽出したような展開になっています。
また劇場版とTV版ではボドルザー艦隊との決戦での描写がかなり違い、劇場版の方は決戦以前に地球は既に焼け野原、空母プロメテウスも既に鉄の塊で生存者は発見できず、地球人の生き残りはマクロスだけ。そしてあくまでもゼントラーディとメルトランディとの戦闘が有りその間にマクロスが巻き込まれ、そしてミンメイの歌が功を奏して戦闘中のゼントラーディ、メルトランディが次々とマクロスに味方してボドルザーを倒しそのままゼントラン、メルトランの大艦隊と共に地球へ向かうラスト。
逆にTV版ではゼントラーディと敵対している監察軍は登場せず、地球にボドル基幹艦隊が迫るなか、マクロス側についたエキセドルの策で、あくまで「旗艦を落とせばゼントラーディは撤退するから旗艦だけ落とせばいい」と言う発想。ミンメイアタックも驚かせる、戦意を喪失させる以上の効果があったのかは少しよくわからない状態で、多くのゼントラーディが逃げ去ったと考えるのが妥当と言う描写でした。また決戦時のボドル艦隊の攻撃で地球は焼け野原になるもいくらかの生存者がいた様子。
具体的に何が違うの?というと、劇場版だと地球人がほぼ殲滅され尽くし生き残りがマクロス市民だけになったあとにかなりの数のゼントラーディ、メルトランディが地球に加わった様子で、逆にTV版だと地球人がまだ劇場版よりは多く残っており、そこに少数のゼントラーディが加わったと言う解釈ができるというか。
他相違点としてTV版ではマクロスにドッキングされていた空母プロメテウスとダイダロスに変わり、TVでは予定はされていたもののドッキングされなかったアームド1、アームド2が代わりにドッキングされている、ゼントラーディのメインのメカが戦闘ポッドのリガードからパワードスーツ的なヌージャデル・ガーがメインになっている様子。
そしてかなり展開が違うもののTV版の最終回までに生存したキャラは生存し、死亡したキャラは死亡してだいたい同じような状況になるように話が作られています。
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