アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2022年08月25日

私だけの特捜最前線→29「地下鉄・連続殺人事件!〜滝刑事、痛恨のボーンヘッドで特命課を去る」

tokusousaizensen.jpg
※このコラムはネタバレがあります。出演者は敬称略

特捜最前線の初期のレギュラーだった滝刑事こと桜木健一氏は、わずか1年弱の出演で降板しています。後半は出番も極端に減り、特命課での立ち位置も中途半端なまま終わってしまったという印象です。

警察組織の中で出世することを最大の目標にしていた滝刑事は、念願だった特命課に配属されました。ところが、段々と「人を疑う刑事という仕事」に対して、違和感を覚えていくのです。

地下鉄を舞台にした連続殺人事件では、重要参考人である夫婦の境遇に同情してしまい、いつしか「疑いのある者は徹底して捜査する」という刑事の基本を外れ、「この夫婦は犯人ではない」と勝手に思い込みます。

その思い込みは、やがて見当違いの捜査へと脱線し、夫を本ボシだと断定する特命課の刑事たちと意見が対立。ついには「夫が犯人だったら、俺は刑事を辞める」とまでタンカを切ってしまったのです。

結局、滝は退職へと追い込まれてしまいました。ただ、滝の気持ちは意外とサバサバしていたのかもしれません。見方を変えれば「辞めるためのきっかけが欲しかった」のだろうとも思えます。

それは滝が、飲食店を共同経営するという「次の道」を決めていたことにも表れています。終身雇用が当たり前だった昭和の時代には、異色の考え方だったかもしれませんが、今なら共感できるでしょう。

そして皮肉にも、滝刑事というキャラクターが去ったことにより、特捜最前線はエリート集団による本格的な社会派ドラマとして、刑事ドラマ史に残るような名作を次々と生み出していくことになるのです。

★この回を収録したDVD(リンク先は無効となっていますので、クリックしないでください)

特捜最前線 BEST SELECTION VOL.15 [DVD]

新品価格
¥4,174から
(2022/8/25 08:32時点)




★最新回までのコラムをまとめています
noteマガジン「私だけの特捜最前線」

★宣伝です。私の会社員人生晩年を振り返り、教訓を導いた著書が発刊されました。よかったら読んでみてください(リンク先のブログ内にあるアフリエイト広告からお求めください)
初の著書「『定年』は自分で決めよう!」が発刊されました!
20220510maike-211x300.jpg
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11559752
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
プロフィール
マイケルオズ@フリーランスライターさんの画像
マイケルオズ@フリーランスライター
「特捜最前線」がマイブームになっているオヤジです。リアルタイムの頃は津上刑事より若かったのに、今はおやっさんよりも年長者になりました(苦笑)
プロフィール
<< 2024年10月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
最新記事
カテゴリーアーカイブ
検索
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。