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2023年01月01日

マンガ 財政破綻論の大嘘

マンガ 財政破綻論の大嘘 単行本(ソフトカバー)
★★★★★
本の概要

マスメディアなどにより長年言われ続けてきた財政破綻論。それが嘘だということを事実と客観的なデータを使って暴いていく様を描く。テレビ局のADが主人公のストーリー仕立てな漫画となっている。主人公や彼女を取り巻く人々のほとんどは架空の人物だと思われるが、彼らの話の対象となる人々については本名で語られる。
感想など

三橋貴明氏監修ということで読んでみた。氏の過去の著書の内容を漫画化したものだろうか。マンガというのもあるせいか、読みやすかった。

私は経済の専門家でも経済学士でも経済マニアでもフリークでもないので、世の中で経済に関して言われていることについて一体何が本当なのか、確信を持つことは難しい。しかし40年ほど生きてきて、自分や周囲を見渡したとき、やはり経済的に違和感を覚えざるを得ないことは多かった。
例えば、若い頃にテレビの週刊こどもニュースを見ていて、「国の借金」という言葉を何度も聞かされたように思う。他のテレビ番組などでも何度も言われてきた単語。そして、それは国民一人一人が背負うみたいな印象を植え付けられてきた。

それから実際にも様々に、あまりよろしいとは言えない経済的な体験をしてきたり見聞きしたりしてきた。就職氷河期から始まり、薄給、ブラックやそれに準ずる労働環境、増える非正規雇用、ICTの遅れ、設備やインフラの老朽化や抑制、そして老後資金問題や年金問題、非婚化や少子化、その他様々な日本劣化の一端だと思われるニュースや情報、などなど。
そういうことを通して、政治や経済の様々な専門家がいるはずなのになぜこのような状況が続くのか、という疑問をうっすらとだが常に持たざるを得なかった。

そして結局、あの頃から連呼されている「国の借金」とやらが本当は一体何なのかがよく分からず過ごしてきて、でもなぜかまだ日本は滅びてはおらず、しかし少しずつ貧しい方向に向かっている。そんな謎に薄暗い世相を直に感じ続ければ、そろそろいい加減、その原因と対策をはっきりさせたいという気持ちにもなってくる。そんな気持ちから、この本を手に取ってみた。

内容は期待通り面白かった。マンガではあるが、グラフやデータもしっかりと出てくる。この手の話によく登場する、元凶の一人たるお馴染みの人物もまた出てくる。

しかし説明系の漫画とはいえ、若いADの主人公が専門的なことをめちゃくちゃ饒舌に論じ続けたり、大物解説者を楽々と論破したりする様にはけっこうウケた(;^ω^) しかしその内容は本当に興味深く、とても説得力がある。本当の意味で日本の経世済民が成される方向に向かってほしいと、改めて思った。
タグ:財政破綻論

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