2022年09月25日
ニッポン没落のカラクリ
本の概要
この本のサブタイトルや帯書きにある通り、日本のこの失われた30年が「改革」という名の売国政策によるものであるということと、その経緯・変遷や解説などが述べられている。
この著者自身が令和3年に行った講演に基づいた内容であるとのこと。
★★★★
感想など
とても分かりやすく簡潔に書かれている印象を受けた。元凶となったという過去の日本のリーダーらの名前もきちんと書かれている。改革は諸刃の剣であるということもよく理解できた。
私はアラフォーだが、そのうちの4分の3である30年が「失われた」と言われているし、その間確かに違和感もあったし、今や確かにそうだおかしいと実感できるのだから、そろそろその元凶を特定して本気で解決・修復してほしい・したい、という気持ちも当然さらに高まってくる。そんなとき、この本を手に取ってみた。
これまでも、同様なことを同様の立ち位置から取り扱った本やメディアは見聞きしてきたが、これほどまでにこの問題について全体的に分かりやすく納得しやすいものはあまりなかったと思う。
ただしその分、個々の事柄の細部やさらなる深部を知るには、他の情報源にも多数あたる必要はあるだろう。
なお、この本のタイトルをワールドワイドウェブで検索してみたところ、全然別だけど似たタイトル名の書籍『ニッポンのカラクリ! 』という本がひっかかってきたのには偶然にしてもウケた。なぜならそちらの著者は、この本『ニッポン没落のカラクリ』においてもろに名指しで指摘されている人物であるから。
人は過ちを犯すものだが、それを正すことができるのも人間だ。30年という期間はそれにしても長いと感じるが、そろそろ本気で修復・改善し、悪しきものから良いものを防衛していかなければならないのではないか。それには、できるだけ多くの日本人がこの本に書かれているようなことへの気づきを持ち、修復・改善・防衛していく気概が必要なのだろう。
タグ:没落
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posted by myreading at 01:35| 社会・ビジネス --- 時事・社会