2020年06月19日
覇権・監視国家──世界は「習近平中国」の崩壊を望んでいる
★★★☆☆
本の概要
中国共産党の現在の目論みや活動、そしてそれに対する中国以外の国々の動きなどについて書かれた本
感想など
この本を読んで、日本のテレビなどではほとんど報道されない中国共産党の企てやその危険性を、改めて認識できた。
彼らは覇権を握るため、実に様々な手段や方略を用いているということが分かった。その中にはやはり、狡猾なものが数多く含まれている。
それに対してファイブ・アイズと呼ばれるネットワークが活動しているということを、今回初めて知った。それはアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドで構成されている。
それに比べて日本はこの辺りの事柄に関してかなり脆弱かつ鈍感であるということも、改めて認識できた。日本ももっと危機感を持たなければ危うい。
全体としてとても興味深い内容だった。
ただし、本としてはちょっと読みにくいと感じた。一文が長かったり、話の流れがちょっと分かりづらかったりと。せっかくの内容なので、もう少し分かりやすかったらもっと面白く読めたと思う。
またこれは私の問題なのだが、中国人の漢字の名前が全然頭に入ってこなかった・・。せめて読み仮名でもあればなあと思う。
ところでこの本によれば、中国共産党もファーウェイらの5Gなどを利用しつつ、ジョージ・オーウェルの小説『1984年』を彷彿とさせる監視社会に向かっているとのこと。
そしてちょうどこの本を読んだ直後くらいにたまたま『攻殻機動隊 SAC_2045』を見ていたら、同じ『1984年』の本が劇中に出てきた!
なので、その映画版『1984』を猛烈に見てみたくなった
タグ:中国共産党
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posted by myreading at 05:51| 社会・ビジネス --- 時事・社会