むーさんの負けてたまるか

出所後数日して
弟が母を連れて
富山の実家から
来てくれました
もちろん私の
様子見なのですが
私には別の
意味もありました

弟はある大きな運送会社で
運行管理やドライバー教育
などの責任者をしていました

あたしは自分の現在の運転に
対しての技量と状況判断を
冷静に確認してもらい
自動車の運転が可能か
どうかを判断してもらおうと
思ったのです

あたしが出所した頃は
まだ脳卒中後の運転に
対しての明確な指針が無く
自主判断が普通だっ
たかもしれません
地域によっても違いますー

平成26年6月施行の
道路交通法変更に伴い
運転免許証の更新に
ついては変わりました

更新については後述
しますが医師の診断書が
必要になりました

あたしは知り合いの
警察の方や加入していた
保険会社に相談しましたが
明確な回答はありませんでした
事前に担当医だった
OT先生からは
問題ないでしょとの
言葉は貰っていましたが
実際には微妙です

現在は医師への相談後
自動車学校などで訓練して　
運転免許試験場にて
臨時適正監査を受ける
べきです

翌日に一般車が侵入できない
名古屋港のある場所へ行き
運転を見てもらいました
侵入許可書を持っているので
入れたからラッキーでした

その時はまだハンドルには
旋回機もつけてなく
ノーマルな状態でした

乗り込み　シートベルトの装着
発進と何も問題なく
左右折も大丈夫です　
バックも後ろを見ながら出来ました
まぁバックカメラがあれば
問題ないでしょうけど

ここまでは普通でしょう
自動車学校でもすることでしょう
あたしはこれだけでは
全く駄目だと思いました
弟も同じ意見でした

�@急加速からの急制動
�A直進からの急ハンドル
�Bある程度の速度域での蛇行操作
�Cハンドルを切りながらの急ブレーキ
�D運転中の右手でのある程度の
　機器の操作（実際はしませんが）

最低これが出来ないときは
実際の運転は駄目だと
思っておりました
全て弟審査官の
OKをもらいました

その後一般道を
1時間程運転して
状況判断の確認も
してもらいました
こちらもOKでした
半年ぶりの運転でしたが
違和感は特に
ありませんでした

その後、免許書の更新もします
ある機関から依頼されて
レポートを出しましたので　
そのうちにそれをアップします

こうしてあたしは出所後数日で
車に戻ったのでした

車は私達を広い世界に誘い
心と視野を広げてくれます
下肢の障がい者にこそ
とても重要なものだと
あたしは思いますー
しかしながら
車の運転は一歩間違えれば
自らのみならず他の人をも
巻き込んで重大な結果を
招きます
十分に自己分析し
常に冷静に対応
しなければいけません

以前の自分とは
やはり違うのです
それを深く理解
せねば乗っては
いけないのです

でも自らの翼を
持つことは　
とても大切です

この記事を公開するか
実は迷いました
肉体的な事は車の改造などで
何とかなりますが
高次機能障害は厳しいです
乗りたくても乗れない方も多く
そんな方がこの記事を
読まれて嫌な気持ちに
なってしまわないかと
考えたからです

それでも公開したのは
諦めて欲しくなかったのです
車は色々あります
電動の車椅子や免許証の
必要のないものまで多種です
運転しなくても
パッセンジャーシートでも
いいのです
屁理屈じゃありません

そこから飛び出す勇気を
創意工夫で勝ち取って
欲しいと思ったのですー

私は幸運にも車に戻れました
戻れずに悔しい思いをして
嫌な思いをされた方には
謝罪します　ごめんなさい

でも！
いろいろ考えてみましょうよ！
いろいろやってみましょうよ！
負けちゃ駄目ですよ！
やってやりましょうぜ！

まだまだ続きます