むーさんの負けてたまるか

家に着き一息つきました
5年も前なのにその時の
気持ちをよく覚えています

日記に残ってる言葉を
見ながら当時の想いを
書いてみようと思います

シャバ編のスタートには
ちょっと重いかもしれませんが
ある意味の「本心」です

一時帰宅からさほど時間も
経っていませんでしたので
「帰ってきた！」感は さほど
ありませんでした
出所と同時に温泉にでも
行ってやろうかとも思ってましたが
さすがに嫁君にも却下されました

嫁君は既に洗濯を始め
普通の生活に戻ったのだと
改めて思いました
お子らも居なく家の中は
驚くほど静かで無臭でした

病院はやはり喧騒と
異臭の世界でした
たったこれだけのことが
幸せに思えます
何だか笑えます (^^;)
そばから離れない末娘も


当たり前にいることさえも
なんだか笑えるのです

あの日からの時間はホントに
流れたのでしょうか？
嘘だったのでしょうか？
どこか虚ろな空間で起きた
全てが錯覚だったんじゃ
なかったのかー
空想の世界を泳いでました (笑)

これからのこと
生活や仕事のこと
麻痺や病気のこと
どうやって生きて
いけばいいのか？
何を支えに心の
平安を築くのか？

勿論　入院中も色々
考えてはいました
でもそのことより
体のこと　麻痺のこと
歩くことへの思いが強く
ある意味では考えることから
逃げてきたのかもしれませんね

家に戻り　一息つくと
一気にその事を考えました
日記には一言
「どう生きる？」と
書いてありました


ブログやツイッターで
本当にたくさんの方が
病気や後遺症に悩み
戦っておられのを知りました
どんなに普通そうにみえる人でも

ニコニコした笑顔の裏で
血が出るくらい唇を噛み締め
苦しくて　悩んで　泣いて
辛い想いを隠し持っている
ことを知りました

あたしの悩みや不安なんぞは
先を考えられるだけ
まだ　幸せかもしれません

知れば知るほど
当時の自分は独善的
だったと思います


発症から色んな方の
フォローを頂き
半年もたったのに
「何で俺なんだ？」
「何でこうなった？」
そう想う自分がまだいました

何処かでみんな少しだけ
「自分が！」の・・・
心を隠してることはあるでしょう

あたしも同じです
そいつはからかうよに
薄笑いを浮かべ
ニヤニヤしながら
あたしを見ていました

入院中は気が狂ったように
リハビリに熱中することで
その薄ら笑いの影から
逃げてきたのでしょう


当時は何とか
生活することはできました
でも　何時まで大丈夫かなんて
誰にもわからないし
不安だらけでした

お恥ずかしい話ですが
発症前の数年も国民年金を
支払っておらず
障害年金も出ませんでした
色々 思うと不安になりました
実際はあたしより
嫁君は もっと だったでしょう

若い頃からお金の苦労ばかり掛け
今度はプラスしてあたしの介護です
感謝してもしきれませんー
何度　離婚されても仕方のない
大馬鹿野郎なんです　あたしは・・・


これからどう生きるか？
5年後の今でさえ
あやふやです　

身体のリハビリは
何とかこなしました
人生のリハビリは
道半ばすら来てません
五十半ばで未だにこれです
ほんと　あかんわ〜〜


でもあたしは
負けたくない
負けてはいけないんです
どんな事があっても
歯を食いしばって
負けてたまるか！！です
あたしの本心です

長文で薄い内容でしたが
５年前の気持ちであり
今の気持ちでもあります

まだまだ続きます