むーさんの負けてたまるか

２年前の今頃
その日の穏やかな午後だった
人生の嵐は不意に現れ
そして襲われた
全ては奪われ消え去った
大問題が発生して２年経った
未だ詳しい内容も話せないし
その解決も道半ば


若い頃ライブハウスで歌った
今頃　歌詞の意味がわかった

でも
あたしは今此処にいる
此処で確かに生きてる
あの時あの絶望は自らの存在をも
否定しようとした
自分がどう在るか どうすべきか
そんな事すら考えるのも疎わしく
全てから逃げたいだけだった


色んな経験をしてきた
普通の人が触れぬ事もできぬ事も
そんな世界にもいた
幾らかは自分は他より強いと
そう思っていた
小さな王国を築いたあたしは
勘違いの王様だったのだ

誰だって人生には信じられない
とんでもないコトが一つや二つは
起こる
その時に何をするのか
何ができるのか
自分が自分で在るために
何をすべきなのか
人はその時初めて
本当の強さとは何かを知る
教科書や想像では
到底、太刀打ち出来ぬ
そんな世界を経験して
真の本当を知るのだ


マヒーズになった身体より
その身体になった自分を
悲しみ悩み苦しみ悔いる
その心が問題なのだ
明日に立ち向う事すら出来ぬ
その魂の在処が問題なのだ

あたしの２年の月日は
ブログと出会い
色んな想いと交わり
母の現実と幸せを模索し
神仏の片鱗を垣間見
己が己で在る為の端緒を知る
そんな時になった


楽しいコトを楽しいと
腹から大声で笑い
悲しいコトは悲しいと
心から涙し
悔しいことは悔しいと
絶対に負けぬと誓う
自分が自分で在る為に
誰に何と言われ様が
自分を信じ
家族を信じ
友を信じる
それが
自分が自分でいる事
あたしがあたしで在る事
身体の自由を失っても
財を失っても
絶対に失っちゃいけないモノ
それは想い
たったそれだけ

信じて止まぬ自らの想い
明日を信じる強い想い
感謝の真意を知る想い
優しさが強さだと知る想い
言葉にしない言葉が
最も強いのだ
それが魂に宿した言葉


あたしは負けてたまるかと
投げかけて来た
それは
自らの弱い想いに負けぬ事

自分が強くある事とは
どれだけ優しくなれるか
どれだけ笑顔でいれるか
どれだけ普通にいられるか
あたしにとってのこの時は
とても大事な人生の時間
一年目は優しを知り
二年目は強さを知った


だからあたしは想う
たくさんの喜び
たくさんの笑顔
たくさんの頑張り
たくさん
たくさん
たくさんありがとう

さぁ
走ろうぜ
どこまでも走ろう