2023年06月19日
Laboratoryテーマ1「マシン語で乱数発生」
さて、今回はLaboratoryテーマ1「マシン語で乱数発生」です。
乱数はアクションゲームや、シューティングゲームにはなくてはならないものです。
BASICなら、A=RND(1)*100の1文で済みますが、マシン語にはそんな命令はありません。
ただ、マシン語で乱数を発生させる方法はいくつかあります。
中でも、R(リフレッシュ)レジスタを使えば、比較的簡単に乱数の代わりとすることは出来ます。
私はゲーム制作初期の頃に、必要に駆られて乱数サブルーチンを作り、特に困ることもなかったので、ずっとそれを使い続けています。
Rレジスタの方法の他、いくつかの方法を掛け合わせて乱数を発生させています。
乱数のサンプルプログラムです。
「RNDSMPL.BAS」【ダウンロード】
実行するとひたすら乱数を発生させ続けます。
大体どの値がどの位出たのかの目安もカウントします。
マシン語のサンプルです。
起動すると、RANDOM.BINを作成します。
1個16ビット変数を利用しているので、サブルーチンとしてアドレス変更する際は、そこの変更を忘れないように気を付けてください。(&HE136、&HE137:3ヵ所)
「RANDOM.BAS」【ダウンロード】
マシン語のサブルーチンとして必要なのは&HBF00~&HBF17までです。
大きくもないプログラムですので、詳しい解説はしませんが、興味があれば解析してみて下さい。
ミソは150行の真ん中にある、ED,5F(LD A,R)です。
では、次回はLaboratoryテーマ2「マシン語の掛け算」です。