爽快感が薄れた「橋下政治」 桜宮高の入試問題で
2013/01/29 16:20【西論】編集委員・安本寿久
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/education/625919/
ここで紹介されている、大阪市長の言葉、
「一番重要なことは亡くなった生徒のこと。(受験生は)生きているだけで丸もうけ。十分ですよ」
という発言は、教師に対しての話で、受験生には迷惑なだけだろう。
自殺した生徒がいる、一方で、顧問は名前も出されずに、一生懸命していた、でもね、ぐらいの扱いである。やはりどう考えても順番が逆。
指導が必要なのは生徒ではなく教職員で、まずは彼らに対する研修を徹底すべきだ。
という部分がまったく見えない。あげくは丸投げ。
また、
今回ほど地位や権限を前面に出して、意向を実現したことはなかったのではないか。予算の編成権、執行権は確かに首長にあるが、地方教育行政法は29条で、「地方自治体の長は、歳入歳出予算のうち教育に関する事務に係る部分は教育委員会の意見をきかなければならない」と規定している。市教委が要望し、市議会が議決し、配分した予算を市長が凍結できるかどうかは微妙なところだ。それをおくびにも出さずに、権限を前面に圧力をかけたところには底意地の悪さを感じた。
これは、今回が初めてという感じは全くしないが、自分の価値観を通すためには予算をちらつかせるということは、いつもやっており、決して爽快感など感じるものではない。
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