だから、今の設計で作ったものは意味がない?ということではないだろう。
あくまで最大の想定というのは最低最悪の状況。
それ未満であれば、そこそこの整備費で効果があるのであれば、整備するのが妥当だろう。
一旦、白紙にしてしまうことの方が安全軽視である。
どういう愚かな委員の意見を聞いたのか分からないが全く見識を疑う。
yahooより。
津波防ぐ浮上式防波堤、「浮かない」と建設断念
読売新聞 2月19日(木)10時11分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150219-00050012-yom-soci
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国土交通省近畿地方整備局は18日、和歌山県海南市で設置を進めていた世界初となる浮上式津波防波堤の建設を断念すると発表した。
大地震に備え、総事業費250億円で建設に着手したが、東日本大震災後に引き上げられた想定震度を検討したところ、海底に敷設した鋼管が変形して浮上しない可能性が高まった。浮上式の維持には3倍のコストがかかるという。同局は代替策として既存の堤防のかさ上げなどを進める。
浮上式防波堤は、和歌山下津港の海底(水深13・5メートル)に鋼管(直径約3メートル、長さ約29・5メートル)78本を直立にして横一直線に並べて沈める。鋼管は二重構造になっており、津波到達前に、内側の鋼管が空気圧で押し上げられて海面から高さ7・5メートルまで浮上し、幅約240メートルの壁になって津波を食い止める想定だった。
近畿地方整備局が2009年度に事業着手し、19年度の完成を目指していた。
しかし、東日本大震災後の12年夏、国の有識者会議が南海トラフ巨大地震などで想定される海南市の最大震度を6弱から7に引き上げ、設計時に想定した揺れを上回る見込みになった。・・・
―一体、どこを目指すというのか?
防災防災といって、闇雲に公共事業費を釣り上げることはやめた方がいいだろう。
公共事業費をさらに積み上げるのが目的か・・・
なら合理的な行動か。
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