ウィキペディアによると、必ずしも劣悪な環境のみではなかったという。
蟹工船について「きつい仕事だったが、給金は三月(みつき)の一航海で、ゴールデンバット一箱が七銭の時代に三五〇円からもらって、そりゃぁ、お大尽様だった」と述べている。大正15年に15歳で蟹工船に雑夫として乗った高谷幸一の回想録では陸で働く10倍にもなると述べているが、単調な1日20時間労働で眠くなるとビンタが飛ぶ過酷な環境で大半は1年で辞めるところ、高谷幸一は金のために5年も働いたと証言している・・・
ちょっと考えれば(考えない人はいかに世の中に多いことか・・・)わかるのだが、漁業なんてものは結構当たり外れが大きい。
当たると大きい、きついけれど、なかなか家に帰れず洋上で過ごす時間がながすぎるが、しっかり稼ぎがあるという面があるもの漁業の特徴の一つ。
悪い面だけを強調するには蟹工船というのは必ずしも適切ではないと感じるところ。
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YAHOOより。
ブラック企業を脱却できるか?〜「『すき家』の労働環境改善に関する第三者委員会」の調査報告書を読んで
http://bylines.news.yahoo.co.jp/sasakiryo/20140801-00037904/
はじめに
ゼンショーホールディングス(以下「ゼンショー」)に宛てた「『すき家』の労働環境改善に関する第三者委員会」の調査報告書(平成26年7月31日付)を読んだ感想としては、まず、形式だけの調査ではなく、それなりに実態に踏み込んだ調査であるとの第一印象を受けた。
本来であれば、企業が労働基準法を守っていないことは恥ずべきところであるが、労基法を守っていないことを赤裸々に記載しているところに第三者委員会の本気度は認めることができ、これを公表したゼンショーにも、その態度自体は、それなりに肯定的評価をすることはできる。
なお、批判的検討としては、次の記事が参考になる。
すき家の第三者委員会報告書雑感(渡辺輝人)
労働基準法違反の蔓延
報告内容についてであるが、目を覆うばかりの労基法違反が蔓延していることが明らかになった。
列記すると、
•正社員にもクルー(アルバイト)にも発生している慢性的な長時間労働
•常態化する36協定違反
•15分単位で労働時間を切り捨てるという杜撰さ、それに伴う構造的なサービス残業
•労時売上を強調するあまりに発生する恒常的・意図的なサービス残業
•休憩時間がろくに取れない問題
•休憩時間だとしながら休憩させていない問題
•年少者の深夜労働
など、労基法などあってないかの如くのあり様である。
これに対し、労基署から多くの是正勧告がなされていたことも明らかにされており、ゼンショー側も労基法違反となっていることを把握し、何らの改善を行わなかったことが浮き彫りになっている。
このようなやり方で、ゼンショーが日本有数の大企業になったとすれば、その罪は途方もなく深いというべきである。これでは、法律を守る方が馬鹿を見るという、最悪の循環を生み出しかねない。いや、既に最悪の循環を生み出していたからこそ、「ブラック企業」問題が社会問題になったといえよう。 ・・・
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