以下の記事からわかることは、
1 Over the Airという、ハードを元々装備しながら、ソフトでその機能を無効にしておきサブスクリプションの形で有効にするという商売。
2 できるだけ一つの工程で車体をプレスする技術による車両の生産。
3 以下では引用していないが、スイッチ類を極力無くして画面操作に統一していること。シンプルイズベストというデザイン。
そして
4 EVの充電規格の統一。
特に4について大手の自動車会社ではないテスラが実現したというのはすごいことだ。
EVなので充電インフラがなければならないということを、新興のベンチャー企業が成し遂げたことは驚くべきことだ。
逆に言えば、それだけ大手の自動車メーカーの動きが遅かったということでもあるが。
イーロン・マスクは色々お騒がせな人物ではあるが、天才と言っていいだけのことを成し遂げているのは事実だ。
Yahoo!より、
テスラが自動車業界にもたらしたディスラプション(創造的破壊)の3プラス1
8/11(金) 11:31配信
THE EV TIMES
https://news.yahoo.co.jp/articles/73d74fb7361febb73fff5726f1ba5c451c4e5871
記事より、
EV専業メーカーであるテスラは、自動車業界にOTA(Over the Air)、ギガプレス、シンプルさを極めたインテリアという、これまでのエンジン車にはなかった新たな価値を生み出してきた。そして多くの自動車会社や新興メーカーがそのあとを追う展開になっている。ここではその新しい価値を振り返ってみたい。
ひとつ目に挙げるのはOTAだ。テスラのOTAを知って衝撃を受けたのは、2016年頃にモデル Sのバッテリー容量をOTAで増やせることを知った時だ。ゲームアプリで新しい装備を課金して手に入れるように、9,000ドル(当時のレートで約99万円)を払ってアップデートすれば、その場ですぐに60kWhから75kWhにバッテリー容量を増やすことができた。もちろんテスラのディーラーに入庫する必要も、車を買い替える必要もない。
なぜこれが出来るのかというと、はじめから75kWhのバッテリーを積んでおいて、60kWhに制限しておき、その分車両本体価格を抑えて販売しているからだ。
このOTAは、トヨタでも導入されている。
これまでメーカー側はクルマを売った後に収入を得ることはできなかったが、それをも可能にした画期的なシステムだ。
70もの部品を1つにまとめたギガプレス
2点目に取り上げるのはギガプレスだ。モデル 3ではリヤアンダーボディ部を70個の部品で構成していたが、ギガプレスの採用によりモデル Yでは1つにまとめられている。従来のクルマ作りの常識を打ち破る製法だ。巨大な設備導入が必要なので初期費用はかかるだろうが、量産によるコスト低減(4割減と言われている)や、工数削減効果の方が大きいと思われる。
北米充電規格はNACSが掌握の気配
プラス1として取り上げるのはNACS(North American Charging Standard)だ。北米におけるEVの充電規格はCCSとテスラのNACSが大半だ。しかもテスラが自前で整備を進めたNACSは、充電ステーション数で1万2000とCCSの2倍に達する。
今年5月以降、フォード、GM、ボルボ、ポールスター、リヴィアン、フォルクスワーゲン、日産が、北米においては2025年以降にNACSを採用すると相次いで発表するなど、ステーション数の多さや対応メーカーの増加で、文字どおりの「北米標準規格」を勝ち取りそうな勢いだ。
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