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http://agora-web.jp/archives/1546124.html
大間のマグロやウニのプロデュースをしてきた島康子さんという方から話を伺ったのだけれど、とても印象に残ったので書き残しておこうと思う。
今じゃ全国が知る大間のマグロだけれど、そのブランド化に向けた取組は2000年に大間を舞台にした「私の青空」というNHKドラマが放送されたことからはじまったそうだ。当時東京から帰りUターンで製材所で働いていた島さんは、このドラマを見て「大間を活性化するなら今しかない!!」と思い立ち、本人いわく「頭がおかしく」なったそう。地元の有志と大間を元気にするための徒党を組み「あおぞら組」と名乗りゲリラ的な活動を始める。ちなみに役所は「金がなければなんもできね〜」と相手にしてくれなかったそうだ。だから逆に「金がなければ勇気を出せ!」と身一つで今すぐできることから始めようと考えた。頭をひねって出てきたアイデアが「私の青空」劇中フェリーで旅立つ主人公を見送るシーンをまねて、大間にフェリーでくるお客さんを大漁旗を振りながら「よく来たど〜」と大声で迎え、帰りは「へばの〜」と見送るという単純なもの。「恥ずかしくてそんなの嫌だ」と皆嫌がったが「一回だけやってみよう!」と仲間を説得してやってみた。
するとお客さんは大喜びして皆「これはいい」とはまった。しかしながら周りの目は冷たく当初は町で孤立するが、やり続けているうちに少しずつ、私も、、、私も、、、、と恐る恐る仲間が加わってきた。仲間が増えてきて次の一手、ということで大間の名物であるマグロを宣伝するためのツールを作ることにした。そこで身に着けるものは動くメディアと考えて「マグロ一筋」とプリントされたTシャツ(マグT)を作った。そしてそれを色んな人に着させて写真をとってネットに挙げまくった。日進月歩の取り組みだったが2004年8月18日に事件が起きた。
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