山梨のマチュピチュは良い目的地だ。
Yahoo!より、
エスカレーターの先に山梨のマチュピチュ
7/23(火) 15:43配信 日テレNEWS24
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20190723-00000249-nnn-soci
記事より、
山の上に整然と並ぶ家々。下にあるJRの駅と上の住宅街を結ぶ線が山の中に見える。ガラスドームの建築物、内部ははるか上まで続くエスカレーターだ。全長約210メートルを4基のエスカレーターで結ぶ。
その両脇には、斜めに進む斜行エレベーターがある。エレベーターの内部にあるボタンは“上”と“下”のみだ。頂上まではエレベーターで約3分半。エスカレーターで約6分半。
トンネルのその先にあるのが、山を切りひらいて造成されたニュータウン“コモアしおつ”。緑が多い閑静な住宅街だ。1354戸、約3600人が暮らす街だ。その景観から空中都市マチュピチュにたとえられることもある。
場所は山梨県の四方津駅だ。新宿から中央線で約70分のところで、駅から歩道橋を通っていくとさきほどの“コモア・ブリッジ”につながる。この地域は車での移動が多いというが通勤、通学の時間帯には電車を利用する多くの住民の姿が見られる。
計画が進められたのはバブル時代。1991年に戸建て販売を開始。環境に調和するよう建物には独自の規定を設けている。敷地内にはスーパー、病院、小学校、公園などもある。
大規模な宅地開発が生んだこの長い長いエスカレーター。竣工から30年近く経つ現在も住民の大事な足として稼働中だ。
実はこの記事は、以下のニュースの焼き直しだ。
Yahoo!より、
選挙の日に歩いた桜咲く渓谷と平成の町
4/23(火) 19:30配信 ニューズウィーク日本版
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190423-00010007-newsweek-int&p=4
記事より、
◆「山梨のスペースコロニー」
しばらくローカルな気分に浸っていたところ、四方津(しおつ)駅の手前で都会に引き戻されるような地名が国道20号の看板に現れた。実は、以前からその「コモアしおつ」はとても気になっていて、初見ではない。わざわざ訪問して町をぐるりと歩いたこともある。国道の上の丘に広がる一大ニュータウンで、麓の中央本線四方津駅とは、エスカレーターとケーブルカーのように斜めに上がっていくエレベーターが通る全長200mのSFチックなチューブでつながっている。自分と同じガンダム世代にしか通じないかもしれないが、僕は密かに、『山梨のサイド7(アニメ『機動戦士ガンダム』に出てくるスペースコロニーの名称)』と呼んでいる。
「コモアしおつ」は、積水ハウスがバブル期後半に開発したニュータウンで、1991年から販売開始されている。80万平方メートルの敷地には、コモアしおつ1〜3丁目と、独自の地番も与えられている。開発から間もなくバブルが崩壊したため低迷した時期もあったようで、前に来た時は、リーマンショックや東日本大震災の影響も冷めやらぬ景気のどん底にあった頃でもあり、やや寂れた印象を受けた。
しかし、最近は半年に1件くらいのペースで物件が売れていて、活気を取り戻しているようだ。総戸数も最新の情報で1,413戸と、前に来た頃よりもだいぶ増えている。とはいえ、今の時代のことだから、ここに来るまでに通過してきた世田谷の住宅街や多摩ニュータウンのように、高齢化がじわじわと進んでいる様子も予想していた。しかし、エレベーターに乗って実際に街に降り立つと、小さな子供がいる若いファミリー層の姿があちこちに見られた。後に街を降りてから出会った地元の老人に聞いた話によれば、開発当初は都会からの移住者がほとんどだったが、今は周辺の既存市街地や山村からの若い世代の“プチ移住”も多いのだという。
バブル期の産物の多くは、今では寂れていて哀愁を感じることも多いが、この平成初期生まれのニュータウンは今のところ、少なくとも、自分のストリート・スナップ写真家としての街に対する嗅覚を信じれば、うまく新しい時代へのバトンタッチができているように感じた。そこを歩くのは、「衰退期」という言葉で語られる今の時代の日本にあって、明るい気分になれるつかの間の白昼夢のような時間でもあった。
コモアしおつの標高は340mで、333mの東京タワーよりもわずかに高い。
この記事ではスペースコロニーだ。
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