大体、年金払えとかいう人たちは金持ちではないだろう。
また、税金で食っていくことに何ら抵抗はないはず。
おまけに50歳未満まで参加している。
意味不明過ぎて呆れるデモ。
ただ、生活保護で一生暮らしたいというデモなら分かる。
アゴラより、
「年金返せデモ」の参加者には年金保険料を返してあげよう
2019年06月17日 15:00
池田 信夫
http://agora-web.jp/archives/2039732.html
記事より、
・東京で「年金返せデモ」が行われ、主催者発表で2000人が参加したようですが、このデモは何をしろというのでしょうか。ポスターを見ると「今まで払った年金保険料をすべて返せ」と主張しているようですが、これは政府にとってありがたい話です。年金財政は大幅な赤字だからです。
・その収支を国民年金についてみてみましょう。年金保険料は月額1万6340円だから、40年間(480ヶ月)払うと、国民年金保険料の総額は
1万6340円×480ヶ月=784万3200円
になります。これに対して国民年金の支給額は月額6万4941円なので、
784万3200円÷6万4941円=120.7ヶ月
つまり約10年で元が取れます。65歳から国民年金を受け取り始めると、75歳でトントンになり、それ以降は長生きするほど得する設計です。厚生年金はもっと複雑ですが、おおむね5年で保険料を取り返せるので、70歳以上は長生きした人ほど得します。
日本人の平均寿命は約84歳だから、加入者は国民保険で10年分、厚生年金では15年分ぐらい得します。「人生100年」時代といわれますが、100歳まで生きると25年分以上も得するのです。今でも国民年金の未納率は4割近いのですが、彼らは年金をもらえないので損します。「年金返せデモ」の参加者が年金保険料を返してもらったら、65歳になったとき後悔するでしょう。
長生きする人の得する分は、政府が損します。それは原則として現役世代の年金保険料でまかないますが、人口が減っているので保険料だけでは足りません。年金会計の「隠れ債務」は800兆円以上あると、厚労省も認めています。では年金財政は破綻して、年金はもらえなくなるんでしょうか?
そんなことはありません。この厚労省の年金マンガもいうように、日本政府は将来もずっと年金を払い続けるので、年金財政は「100年安心」だと約束しているからです。その赤字を埋める最大の財源は消費税です。2012年の「社会保障と税の一体改革」で、政府は社会保障の穴を消費税で埋めることに決めたのです。
ところが安倍政権は消費税の増税を2度も延期する一方、年金改革には手をつけなかったので、年金財政の赤字はどんどん広がっています。それが金融庁の「年金は2000万円足りない」という報告書を麻生さんが受け取らなかった理由でしょうが、報告書を拒否しても赤字がなくなるわけではありません。長期的にお年寄りと若者の負担の分配をどうするか、この機会に考え直したほうがいいと思います。
参考 プレジデントオンラインより、
ドキュメント 悠々自適な生活保護ライフ
生活保護費は国民年金よりも高い
マネー 2016.10.24
#生活保護 #国民年金
大高 志帆
ライター 大高 志帆
https://president.jp/articles/-/20473?page=5&display=b
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