そして、生産者にはほとんど利益がないという。
必要なコストの中には生活費は入っていると思われる。
それでも豆をう売る生産者がいるというのが現実だろう。
Yahoo!より、
最高級コーヒー豆、利益は1杯2円以下 価格暴落に苦しむ農家 コロンビア
6/8(土) 10:02配信 AFP=時事
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190608-00000008-jij_afp-int
記事より、
・コロンビア西部の緑豊かな山岳地帯では最高級のコーヒー豆が栽培されているが、地元の生産者は不公正な価格にいら立ちを募らせている
・コーヒー豆の価格を決めるのは、ここから遠く離れた米ニューヨーク証券取引所(NYSE)
・フェアトレード認証を受けているコーヒーは、公正な条件の下で栽培され、農家が搾取されていないことを保証する商品として国際的に認証されている
・1袋12.5キロのコーヒー豆を生産するには22ドル(約2400円)のコストがかかるが、エチェベリさんのコーヒー豆の卸値は1袋当たり平均21ドル(約2300円)
・コロンビアは、コーヒー豆の生産量がブラジルとベトナムに次いで世界3位
・だがサントゥアリオでは、コロンビアコーヒー生産者連合会(FNC)の事務所に掲示された「コーヒー農園売ります」という広告に、地元生産者らは震え上がっている。
・2016年、コーヒーの国際基準価格は、1ポンド(約450グラム)当たり1.5ドル(約162円)から1ドル(約108円)未満に急落
・国際コーヒー機関(ICO)によると、2018〜2019年のコーヒー豆の生産量は、1袋60キロで換算した場合、1億6700万袋になる見通しで、世界全体の消費量1億6500万袋を上回る
・コーヒー豆の生産者を支援する団体「カフェ・フォー・チェンジ(CAFE FOR CHANGE)」の創設者であるフェルナンド・モラレスデラクルス(Fernando Morales-de La Cruz)さんは、この業界の利益配分をより公平にするための活動を行っている
・モラレスデラクルスさんによると、高級店では1ポンドの生豆から55杯分のコーヒーを作れるが、豆の買い取りを行うグローバル企業が生産者に支払う額はわずか90セント(約97円)
・生産者の利益は、1杯当たり1.6セント(約1.7円)ということになる。「1983年に比べると4分の1だ」とモラレスデラクルスさんは憤る
・コロンビア政府は、コーヒー豆の価格低下による社会的影響を懸念して8000万ドル(約87億円)の支援を発表しており、またFNCは、数十年にわたり価格を決めてきたニューヨーク証券取引所から生産者を解放する方法を模索している。
・だが価格交渉は他の産地のコーヒー豆の品質によって左右される可能性があるため、中米やアフリカの生産者らと協力する必要があるという。こうした抜本的な改革には時間が必要だ。
アメリカ証券市場により、安いコーヒーが飲めるのだからコーヒー好きとしては、ニューヨーク証券取引所に感謝しなければならないだろう。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image