報道をみていておかしいのは、軽自動車は法定速度を守っていたとか、乗用車が押し出したとかいうのだが、実際には軽自動車を運転していた女性、62歳は、左の方向、つまり園児の方に向けてハンドルを切るというのが回避行動だったと説明しているのだ。
それがまちがい。ハンドル操作で回避できると思ったって、F1ドライバーか?
なぜ急ブレーキをかけなかったのか?
法定速度内であれば十分停まれたはずだ。
前方不注意というのは乗用車の女性も責められているのだが、押し出されたというか、左にハンドルを切った軽自動車の女性も前方不注意と言えなくもない。
物事はシンプルに考えた方がいい。
事故はヒューマンエラーで起こるものであり、ハードの問題が第一に来るものではない。
危険だと、事故だと思ったら、みんな急ブレーキをかけましょうということだ。
追突にしても、みんなの常識として急ブレーキがあれば、それぞれが対応すれば仮に玉突きになっても被害は少なくなることだろう。
絶対にやってはいけないのがハンドルで逃げようとする行為。
これが今回の最大の教訓だ。
これも併せて常識にすることが大切だ。
2人の女性を単に法定速度を守っていただけで、非難することができないなどというのは大きな間違いだ。
車の運転では常に自動車対歩行者では圧倒的に自動車側に責任があるということを忘れてはいけない。
絶対に歩道など車道外の人の方に車の方向を向けてはいけないのだ。
仮に車道に人が飛び出してきて法定速度内で轢き殺したらどういわれるか?前方不注意となるだけだ。
決して、全ての道路にガードレールをつけるということではない。
Yahoo!より、
大津園児死亡事故、衝突車両に大きな速度超過なく 縁石やガードレールない所で列に突っ込む、大津署見立て
5/9(木) 11:15配信 京都新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190509-00010001-kyt-soci
記事より、
・滋賀県警大津署は8日午後、園児の列に車が突っ込み、2歳の子ども2人の命が奪われた大津市の事故現場を検証
・散歩中に信号待ちをしていた園児たちや、列に突っ込むまでの2台の車の動きなど、痛ましい事故の当時の状況が明らかになってきた
・同署によると、2台が丁字路に進入した際の信号は、ともに青だった。北進の乗用車はいったん丁字路手前の右折レーンで停止し、右折し始めた
・そこへ軽乗用車が南進してきて、右折中の乗用車に気付き、軽乗用車は避けようとしてハンドルを左に切った。しかし、避け切れず、2台の右前部同士が衝突した
・はずみで軽乗用車は、歩道の縁石やガードレールがない部分から、信号待ちの園児らの列に突っ込んだ
・後ろにいた園児13人をはねた。そして、歩道の奥にある金網フェンスに衝突して止まった
・大津署は衝突の跡から、乗用車、軽乗用車ともに制限速度を大きく超過していなかったとみている
・現場にはっきりしたブレーキ痕はなかったという。
・2人は、同署の調べに対し、涙を流すなどしているといい、詳しい状況は聞けていない
・軽乗用車にはドライブレコーダーが搭載されており、滋賀県警は映像の分析を進めている
軽自動車のドライブレコーダーには園児らをバンパーで跳ね飛ばす姿が撮影されていただろう。
その映像を見たら、とても軽自動車の運転手が被害者という言葉はでなくなるはずだ。
参考)横方向からの飛び出し車両に対するドライバの衝突回避操作 ... - J-Stage
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kikaic/79/807/79_4311/_pdf
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