それでも、今の不況の状況においては増税はあり得ない。
アゴラより、
消費税と「賃金税」のどっちがましか
2019年04月30日 22:00池田 信夫
http://agora-web.jp/archives/2038748.html
記事より、
・消費税の増税はマクロ経済的には賢明とはいいがたいが、政治的には意味がある。社会保険料は(企業負担分も含めて)労働者から徴収する賃金税なので、その負担増には企業や労働組合が反対するからだ。社会保障支出は超高齢化で激増するので、これを賃金税だけで負担すると現役世代の負担が重くなる。
・消費税が「逆進的だ」と批判する人が多いが、貧乏人も大富豪も月額1万6410円徴収される国民年金保険料こそ逆進的な「人頭税」だ。厚生年金保険料は18.3%、健康保険料(介護保険料を含む)は11.6%で、すでに約30%だ。このうち厚生年金保険料は月収60万円で料率が頭打ちになるので、高給のサラリーマンほど有利になる逆進性がある。
・消費税も賃金税も国債も一長一短だが、負担が重くサラリーマンに片寄る賃金税より、税率がEUの半分以下で高齢者も負担する消費税の増税のほうがましだ。政治的に容易なのは国債で、それは(*)式が成り立つ限り将来世代の負担にもならない。しかしこの不等式が逆転した場合に、財政がどう対応するかについての計画(contingency plan)が必要
参考)60万500円以上は56730円でこれが上限となる。
https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/hokenryo-gaku/gakuhyo/20170822.files/1.pdf
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