自殺は悪いことではないのか?
若きといっても43歳であり、十分な大人。
もっとも社会人としての経験がなくそれまでずっと研究のみという、いわばモラトリアムのような状態であったともいえる。結婚もそれまではしてなかった。
また、博士として困窮した生活ということでもなかったようだ。
「今日の大学が求めているのは、知性ではない。玲はそのことを認識していた。」と言い放っていたというのだから、大学教授の道は諦めていたのだろう。
原因は離婚。
ネットでよく知らない相手と結婚をした結果、それが大外れだったようだ。
これから学ぶべきは博士が就職できない現状をなんとかするという方向なのか?それとも博士だからと大学生活のみを追求することがこうした結果を招いたとも言えるのではないだろうか?
もちろん、向き不向きはあるのだが、どこかで博士を諦めるということも選択肢としては必要ではないかと思う。
参考)日本学術振興会に写真等あり
https://www.jsps.go.jp/jsps-prize/ichiran_6th/04_nishimura.html
Yahoo!より、
文系の博士課程「進むと破滅」 ある女性研究者の自死
4/10(水) 7:21配信 朝日新聞デジタル
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190410-00000009-asahi-soci
記事より、
・日本仏教を研究してきた西村玲(りょう)さんは、2016年2月に亡くなった
・14年、苦境から抜け出そうと、ネットで知り合った男性との結婚を決めた。だが同居生活はすぐに破綻。自らを責めて心を病んだ。離婚届を提出したその日に自死した
・大きな研究成果を上げ、将来を期待されていたにもかかわらず、多くの大学に就職を断られて追い詰められた女性が、43歳で自ら命を絶った
・実家で両親と暮らしながら研究に打ち込み、成果をまとめた初の著書が評価されて、09年度に若手研究者が対象の賞を相次いで受賞。恩師は「ほとんど独壇場と言ってよい成果を続々と挙げていた」と振り返る
・首都圏大学非常勤講師組合の幹部は「博士課程まで進んでしまうと、破滅の道。人材がドブに捨てられている」と語る
博士課程に進む文系は破滅の道なのだ。
だが、そもそも自殺の理由は離婚だろう。博士の就職難の話に無理やり仕立てるのは如何なモノだろうか?
肩書きは、公益財団法人中村元東方研究所研究員なのだ。
この公益財団法人中村元東方研究所研究員というのが低所得で極貧生活を強いる原因だったという話なのだろうか?ブラック財団法人ということがこの記事の趣旨のようにも見える。
参考)東洋大学のページに写真あり
https://www.toyo.ac.jp/site/ircp/40301.html
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