すぐに災害関連死?と思うかもしれないが、実は、入浴中の高齢者の死亡の原因は分からないことが多いようだ。
実際に、仮設の風呂の入浴者についても、原因は病死という報道もすでに流れている。
災害関連死の認定は厳格であっていいだろう。
Yahoo!より、
浴室での死者数は交通事故の4倍〜平幹二郎さんの死から考える
榎木英介 | 病理専門医かつ科学・技術政策ウォッチャー
2016/10/25(火) 17:00
https://news.yahoo.co.jp/byline/enokieisuke/20161025-00063672/
記事より、
・日本法医学会が、「浴槽内死亡事例の調査」という文書を公表している(2014年)。これによると、浴室での死亡は1月に多いが、10月あたりから増え始める。70代がピークで80代も多い。死因の一番は溺死で、その次に病死(心血管系の病気など)が続く、死因が不明なケースも多い
・東京都健康長寿医療センター研究所などの調査では、入浴中に心肺停止となって救急搬送された人の平均年齢は80.6歳
・厚生労働省の研究班の調査では、溺死を含め、年間1万9千人が入浴中に亡くなっている
・死因と関連した傷病は 696 例(48.3%)の事例で認められている。内容については後述するが、明らかな傷病が認められなかった事例は 653 例(45.3%)で、不明なものが 92 例(6.4%)であった。すなわち、浴槽内死亡事例の半数には死因となりうる傷病が認められなかったという結果
よくわからないことが多いということだ。
溺死でなければ、仮設の風呂を提供した者には責任はないだろう。
また、原因が分からない以上は、災害関連死とするのは不適切だ。
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