ほとんどが土砂災害によるものだ。
一方、死者はでないものの注目を集めているのが札幌市内の清田区の液状化被害だ。
参考にしたのは以下の資料
http://www.ipej-hokkaido.jp/regional/kyouiku/jisseki.files/H19/sinior5.pdf
・清田区の地盤は「支笏火山灰」という火山灰でできている。
・2003年に地盤が液状化した地区
・清田区は、札幌の中でも比較的地盤は良い所
・「沢埋め盛土」は一般に危険だが必ずしも特定の住宅地が液状化するわけではない
・地盤調査をすれば、液状化するかどうかは個別に分かる
また、土木学会のPDFによれば、
https://www.jsce.or.jp/report/25/pdf/ziban.pdf
・震央距離にして250kmを越える地点において,火山灰で造成した宅地や農地の液状化による大規模な崩壊が発生した
・火山灰は北海道全土の50〜60%を覆い,また,泥炭は主要河川の下流域に分布している
・ 札幌市清田区における代表的な火山灰地盤の被害は三箇所
・清田団地、美しが丘@は,沢部を火砕流堆積物で埋め立てたところであるが,液状化によって火山灰が地表に
噴出し,道路や家屋の沈下・傾斜をもたらした。なお,清田団地は1968年の十勝沖地震の際にも同種の液状化被害が生じていることが報告されている
・また美しが丘Aでは,住宅の基礎となる盛土で最大約30cmの沈下が生じた
ということであり、昔から液状化するとされていて今回のトラブルが起きたのでそれなりの準備はされてきていたのだが、十分というわけにはいかないというのが現実なのだろう。
災害はその場所で起こるものであり、一般に災害は繰り返されることが多いのだ。
参考
http://yasuda.g.dendai.ac.jp/news030929/photo031005.htm
当時の写真が紹介されている。今回と全く同じだ。
参考)
https://www.city.sapporo.jp/kikikanri/torikumi/ishi_tyu_jishin/documents/giji_1.pdf
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