きっかえは自衛隊のPKO活動などでの日誌が存在しないという国会答弁が虚偽であったということ。
イラクの日報が存在したと分かったことについては、実際には戦闘地域であった場所に自衛隊が派遣されていたのではないかという疑問がでている。
主として、政治家が統治をしていないという意味で文民統制と言われている。
しかし、現実的には、官僚による軍の統制についても忘れてはいけない。
実際には、この行政の内部での背広組と制服組との争いなのではないだろうか。
参考)文民統制の論点 - 国立国会図書館
www.ndl.go.jp/jp/diet/publication/document/2007/200702.pdf
これにあるように、
・ 文民統制=シビリアン・コントロール(civilian control) とは、 軍に対する文民優位とか軍事に対する政治の優越を意味するとさ
れるが、 多くの矛盾を抱えるがゆえに定義しがたい概念でもある。
・ 自衛隊に対する統制は、 従来、 防衛庁内局官僚による行政的統制(文官統制) を中核とし、 本来の文民統制とされる国会と内閣による民主的・政治的統制の機能が不充分と指摘されてきた
・ 政治学者の纐纈厚も『文民統制』 のなかで、 この点を強調して、 より徹底した民主主義による統制という意味を込めて、「文民統制よりも「民主統制」の用語のほうがシビリアン・コントロールの訳語として、より相応しいのではないか6」 という
・ 現代民主主義国家においては一般に、 軍は行政機構の一部門と位置づけられるので、 軍に対する憲法的統制も、 行政機構全体に対する統制と同様のものが貫徹されることになる。 すなわち、 軍の設置、 設置目的、 組織のあり方や運営方法については、 立法府による立法上の統制を受け、 定員や予算についても立法府の財政統制に服する。 立法府以外の機関による軍事立法は認められない。
・ わが国における文民統制の中核的機構とされるのは、 防衛省における参事官制度である。 防衛参事官という内局の官僚(背広組) が自衛官(制服組) に対し優越的な地位を有するという意味で、 文官統制ともいわれる
参考)Yahoo!より、
「日報」問題が露わにした防衛省・情報管理の非効率をどうする
4/7(土) 23:45配信 FNN PRIME
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180407-00010010-fnnprimev-pol
記事より、
・日報が存在しない航空自衛隊では「日報相当」の文書が存在したという。小野寺防衛相は「調査の結果次第では、シビリアンコントロール=文民統制に関わりかねない重大な問題になる」と、重い言葉
・自衛隊の情報管理は、これまでの三自衛隊ばらばらから、統幕参事官室が一元化して扱うことになっているとはいえ、道程は遠そうだ
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