シェアハウスと言っても千差万別。
きちんとマーケッティング、事業計画が綿密に組まれていないものはリスクが高いことを認識する必要があるだろう。
今回の不正融資が発覚したのは、会社員から返済猶予の話があり、その過程でスルガ銀行が発見したというのだから、以下にずさんな融資の審査が行われていたかということがよく分かる。
まともな審査をせずに、イケイケで訳の分からないスマートデイズのシェアハウス事業に融資を繰り返してきたのがスルガ銀行ということだろう。事業がきちんと回るのであれば、金が振り込まれない訳がないからだ。
スルガ銀行の行員らがスマートデイズの過剰接待におぼれていたという可能性もある。
もっとも最初から、金だけ集めて倒産しようという計画倒産であれば話は別だ。スルガ銀行がどこまで分かっていたのかは、今の時点では謎だが、シェアハウス融資は特定の視点で担当が数人に限られていた模様だ。
今頃は銀行を止めて海外に高飛びをしている可能性も否定できない。
スマートデイズの事業とは女性専用のシェアハウスで、ブランド名はなんと「かぼちゃの馬車」なのだ。シンデレラになれるはずがないだろうという裏の意味が透けて見える。怪しすぎるブランドネームだ。破たんは予め想定されていた計画倒産の疑いを感じる。
だから、工員の関与についてスルガ銀行は確たることを言えないのではないか?
行員が絡んでいるとすれば融資の保証会社も保証をする必要がなくなり、スルガ銀行も破たんというシナリオもあり得る。
かぼちゃの馬車被害者の会などの悪行の報道で、世間が動けば、金融庁が立ち入り検査などを実施することになり、何らかの不正を暴いて融資の停止などでスルガ銀行が仕事をできなくなり破綻とうシナリオもあり得ない話でもないだろう。
Yahoo!より、
シェアハウス投資、融資資料の改ざん多発 預金額水増し
2/13(火) 4:06配信 朝日新聞デジタル
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180213-00000007-asahi-soci
記事より、
・会社員らが投資目的で建てたシェアハウスで約束された賃料が払われなくなった問題
・融資関係資料の改ざんなどの不正が多発していた、預金額の水増しなどで信用力を上げ、多額の融資を受けた
・融資の多くは地方銀行のスルガ銀行
・不動産会社スマートデイズ、本社東京、だけで700人など、800人超が賃料が払われないトラブル
・一部の融資で書類が改ざんされていた
・スルガ銀は融資について「収益性不動産投資の新しい形として有望と考えた。具体的な融資額はお答えできない」
・シェアハウス賃料の支払い停止後、会社員らがスルガ銀に返済猶予を求める中で不正が発覚
参考)「かぼちゃの馬車」で暴利を貪るスルガ銀行の闇
1月27日(土)20時40分配信 不動産投資の楽待
https://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20180127-00003579-rakumachi-column
記事から、
・ほぼ全ての物件の融資を行うなど積極的な姿勢を示してきたスルガ銀行が昨年10月に方針を変更したことが契機
・かぼちゃの馬車に関してはスルガ銀行の特定の支店がほぼ一手に融資を引き受けていた。
・スマートデイズのセミナーも開かれていたこの支店が、属性の良いオーナーに3.5〜4.5%の高金利でフルローンの融資を組ませ、急速に物件数を増やしてきた。
・「実は『株式350万円』を『現金3500万円』に書き換えて提出しました」営業マン自ら捏造を認めた
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