2009年04月18日
“日本ロボット”はどこへ
先日NHKのクローズアップ現代「“日本ロボット”はどこへ〜問われる軍事利用〜」を見ました。
HPの紹介文には、
「夢や平和の象徴として発展し、いまや世界最高水準を誇る日本のロボット技術。軍事主導で進められている海外とは一線を画してきたその技術が、いま岐路に立たされている。世界の軍関係者は日本のロボット技術に注目し、その情報網は、小さな町工場の動きまでとらえるようになっている。一方、自衛隊も、ロボット導入に大きく舵を切ろうとしている。今年度、無人偵察ヘリコプター部隊が初めて編成されることが決まったほか、ロボットの研究開発が急ピッチで進んでいる。日本は、ロボットの軍事利用とどう向きあっていけばよいのか考えていく。」
とあります。
NHKの軍事関係の取材番組には以前から少し違和感を感じています。というのはワンサイドからの視点のように思えるからです。
日本のロボットすべてが「夢や平和の象徴として発展」したわけではありません。
産業の効率化、省人化というニーズがあったから、進化してきたのではないでしょうか。
このような技術は平和利用も軍事利用もできる諸刃の剣ともいえます。
>軍事主導で進められている海外とは一線を画してきたその技術が、いま岐路に立たされている。
冷戦の頃、東芝機械が旧ソ連へ精密加工機械を輸出した事件がありましたし、その後も同じような事例がいくつも起こっています。ロボットだけが特別な訳ではありません。
(その後東芝機械が輸出したものは、潜水艦の静粛性能向上にあまり役立たなかったとか。)
ロボットではありませんが、カーナビや携帯電話の位置情報などに利用されているGPSは、アメリカ軍が管理している人工衛星を利用していますし、インターネット技術もそうでした。
軍事技術が知らないうちに平和利用に転用される事例も多いのです。
アメリカでは「DARPA」とか「ONR」といった研究機関が中心となって、産官学による技術開発を行ってきました。そこでは軍事、非軍事という色分けはありません。科学技術は多くの試行錯誤を経て生まれるもので、最初から約束されているわけではないのです。日本もロボット立国を目指すなら、このようなアメリカモデルを参考にする必要があると思います。
どんな技術でも生かすも殺すも人間次第ではないでしょうか?
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HPの紹介文には、
「夢や平和の象徴として発展し、いまや世界最高水準を誇る日本のロボット技術。軍事主導で進められている海外とは一線を画してきたその技術が、いま岐路に立たされている。世界の軍関係者は日本のロボット技術に注目し、その情報網は、小さな町工場の動きまでとらえるようになっている。一方、自衛隊も、ロボット導入に大きく舵を切ろうとしている。今年度、無人偵察ヘリコプター部隊が初めて編成されることが決まったほか、ロボットの研究開発が急ピッチで進んでいる。日本は、ロボットの軍事利用とどう向きあっていけばよいのか考えていく。」
とあります。
NHKの軍事関係の取材番組には以前から少し違和感を感じています。というのはワンサイドからの視点のように思えるからです。
日本のロボットすべてが「夢や平和の象徴として発展」したわけではありません。
産業の効率化、省人化というニーズがあったから、進化してきたのではないでしょうか。
このような技術は平和利用も軍事利用もできる諸刃の剣ともいえます。
>軍事主導で進められている海外とは一線を画してきたその技術が、いま岐路に立たされている。
冷戦の頃、東芝機械が旧ソ連へ精密加工機械を輸出した事件がありましたし、その後も同じような事例がいくつも起こっています。ロボットだけが特別な訳ではありません。
(その後東芝機械が輸出したものは、潜水艦の静粛性能向上にあまり役立たなかったとか。)
ロボットではありませんが、カーナビや携帯電話の位置情報などに利用されているGPSは、アメリカ軍が管理している人工衛星を利用していますし、インターネット技術もそうでした。
軍事技術が知らないうちに平和利用に転用される事例も多いのです。
アメリカでは「DARPA」とか「ONR」といった研究機関が中心となって、産官学による技術開発を行ってきました。そこでは軍事、非軍事という色分けはありません。科学技術は多くの試行錯誤を経て生まれるもので、最初から約束されているわけではないのです。日本もロボット立国を目指すなら、このようなアメリカモデルを参考にする必要があると思います。
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