2017年03月01日
ジェイン・オースティン in Life 2
「自負と偏見」の余韻に浸りながらも、次の作品は「説得 」(Persuasion)です。
オースティン最後の作品だったとは知らなかった。
しかも、オースティン没後の翌年、1818年に発表されたのだから、今からちょう
ど200年前の出来事になるんですね。
そして、今度の主人公は、エリザベスとは真逆のようです。
|
母親はすでに他界しているが、虚栄心むき出しの父は、准爵位と美貌だけが誇り
である。性格も美貌も自分に似た長女を溺愛する。
あいにく、わがままな三女だけはどうにか片付いた。
そして中心人物となる次女アンは27歳、存在感も薄い、温厚で控え目な性格で、
実は、8年前にウェントワース大佐との結婚が破談となっていた。
ある日、妹の嫁ぎ先で、彼に再会するが、それは非常に気まずい再会であった。
何事もなかったように場を切り抜ける。
徐々に、8年前の別れは、アンが周囲に説き伏せられて諦めたこと、ウェントワ
ース大佐自身に勇気が足りなかったことが原因だったと解り始める。
そして時が過ぎ、遠回りはしたが、互いを思う気持ちに変わりはなかったことに
気付く。
|
やっぱり、オースティンの作品は癒し系だと思う。(個人的感想です。)
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6001948
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック