2013年11月03日
大阪人としゃべると大阪弁になる心理
☆ミラーリング
クライエントとセラピスト、教育者と生徒の姿勢が互いに同じようになることが観察されています。
この現象はミラーリングなどと呼ばれます。
この話し手の声と聞き手の間の仕草の一致は、乳児と養育者の間でも観察されています。例えば、新生児の体が、大人の会話に同期しながら動くことが研究で分かっています。
これもミラーリング現象の例です。
☆大阪人としゃべると大阪弁になる
話し手が普段使う言語やアクセントなどの癖を、異なる発話様式で話す他者に出会ったときに、調整するという過程を含んでいるため、調整と呼ばれることがある。
これもミラーリングでしょう。
さて、この現象を恋愛や人間関係の向上に応用できるようにもう少し説明していきましょう。
☆行動を真似する意味
mimicry(ミミックリー)と呼ばれる言葉があります。
mimicryとは、元々は動物が他の動物植物や無生物に似たような形になったり、色を似せたり、あるいは似た姿勢をもつことを意味する生物学用語です。
シャクトリムシが小枝に似るように目立たなくなるような擬態などもmimicryと呼ばれます。
人の顔面表情の同調を呼ぶ際にもmimicryが用いられることもあります。
人の表情・姿勢・言葉が動物の本能的な行動であると捉えることもできます。
本能的というのは言い換えれば、人は真似することによって共同社会の中で生きることに適応してきたと考えられています。
☆行動を真似る意味
しかし、人は行動を真似る場合と真似ない場合があります。
その違いに恋愛に生かすテクニックが隠されています。
以下の実験を見てみましょう。
実験1
2人が実験に参加し、2人とも同じ実験に参加していると信じている者同士のほうが、互いに異なる実験に参加していると信じている者同士よりも、表情を模倣しあうことが示された。
実験2
逆に2人でゲームをさせる実験で、ゲームが2人で協力するものだと信じている実験参加者は相手の表情と似たような表情を示したが、ゲームを競争して勝つべきものだと考えている参加者は相手の表情とは正反対の表情をすることが示された。
つまり、表情を相手が真似するかどうかによってあなたに対してどのように思っているかがわかるのです。
☆恋愛に応用する
では、恋愛に応用してみましょう。
述べてきたような現象を応用して考えると・・
恋愛相手が自分と同じ表情、姿勢、仕草を見せれば、相手はあなたに対して好意を持っている可能性があるとわかります。
反対に、恋愛対象が自分とは違い表情、姿勢、仕草をしていれば、相手はあなたに対して、好意が無い、もしくは敵対的な印象を持っている可能性があるとわかります。
対人関係でも、あなたが関西弁をしゃべっていると相手も関西弁になる場合、
あなたに好感を持っている可能性があることがわかります。
姿勢や表情に関しても同じようなことがいえるでしょう。
タグ:高感度を上げる
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