2021年01月19日
熱しやすく冷めやすい人【刺激を求めるタイプ】
熱しやすく冷めやすい人【刺激を求めるタイプ】
熱しやすく冷めやすい人には、
新しい刺激を求めるタイプがいます。
熱しやすく冷めやすい人にはナルシストのタイプもいます。
詳しくは→熱しやすく冷めやすい人で解説しています。
今回は刺激を求めるために、熱しやすく冷めやすい人についてです。
刺激を恋愛に求める場合は、
新しい刺激を求めて、新しい恋人を作り、すぐに別れて新しい恋人をつくるかもしれません。
同じ恋人に対して新しい刺激を感じるのであれば同じ人と長く付き合うかもしれません。
反対に、刺激よりも安心や安全を求めるタイプならば、
長く恋人と付き合い、関係が冷めていても惰性で付き合い続けるかもしれません。
刺激を旅行に求める場合は、
見たことのない新しい土地に行って、新しい体験をしようと思うでしょう。
同じ旅行好きでも、刺激を求めないタイプがいます。
刺激を求めないタイプは、以前に行った場所を好んだり、ツアー旅行を好むでしょう。
海外よりも日本国内の旅行を好むでしょう。
刺激を仕事に求める場合は、
安定した公務員のような仕事よりも、
刺激の多い会社、変化の多い仕事を好むかもしれません。
ずっと同じ職場では満足できず、転職を選ぶ人もいるでしょう。
刺激をスポーツに求める場合は、
ジェットスキー、スカイダイビング、バナナボートなどにチャレンジするかもしれません。
野球をずっと続ける、サッカーを何年も続ける、
そうしたコツコツとスポーツを続けるタイプとは対照的です。
このように刺激を求めるタイプの人は熱しやすく冷めやすい可能性があります。
刺激を求める人ですが、心理学でも研究が行われています。
人は刺激がないと変になる
人は刺激が全くないと「変になる」ということが心理学の実験でわかっています。
心理学実験では、参加者が耳栓をして、目隠しをして、手を拘束して物を触れないようにして、
音や視覚などの刺激を極力感じないようにします。
参加者はトイレや食事のとき以外はベッドで寝るくらいしかできません。
ある意味、何もしなくても良い快適な状態です。
そのままですが、この実験は感覚遮断実験と呼ばれます。
人は刺激がなくなるとどうなってしまうのでしょうか?
実験では、感覚を遮断すると参加者にだんだんと変化が起きます。
・ステージ1
最初は何かを見たい、何かを聞きたいと思うようになります。
刺激を求めようとするのです。
・ステージ2
2、3日すると、考えがまとまらなくなります。
物事をきちんと考えられなくなります。
・ステージ3
その後、独り言をいうようになったり、
口笛を吹いたりして刺激を自分で作ろうとします。
・ステージ4
さらに実験を続けると、
妄想的な考えに取りつかれたり、幻覚が生じたりします。
この心理学実験でわかるように、刺激がないというのは苦痛なのです。
刺激のない状況が続くと、精神的な異常が生じてきます。
でも、感覚遮断実験でも、個人差があり、
感覚が遮断された時の反応は人によって違います。
そこで刺激を求める傾向=刺激希求の研究がすすんだわけです。
では、刺激を求める人にはどんな特徴があるのか、
いくつか心理学の研究を紹介します。
刺激を求めるタイプ
人間には刺激を求めるという特徴があります。
刺激を求める特徴のことを刺激希求と言います。
そして、刺激を求める程度は人によって違います。
刺激希求の高い人は、以下のような特徴があります。
・スリルを求める
・冒険を求める
・新しい経験を求める
・退屈を感じやすい
・社会の締め付けが苦痛
・自由になりたいと考える
旅行の好み
刺激希求に関する研究では、旅行に関する好みにも違いが見られました。
旅行の好みは人によって分かれますよね?
キッチリと計画をしてやることを決めてから旅行したい人
無計画で行き当たりばったりな旅行をしたい人
無人島でサバイバル生活を体験してみたい人
安全な国で安全な旅行がしたい人
刺激希求が高い人は、どんな旅行が好きなのでしょうか?
研究によると、
刺激希求が高い人は、まだ見ていない新しい土地に旅行をすることを好みます。
同じ場所に行きたいというよりは、まだ行っていない国、まだ行っていない都道府県に
行きたいタイプです。
刺激希求が低い人は、パッケージ旅行に参加したり、快適な環境を好むことがわかっています。
安全で予定の決まっている旅行が好きなタイプですね。
また、文化遺産や自然のある土地を好むことがわかっています。
音楽の好み
刺激を求める人は、音楽の趣味にも違いがあることがわかっています。
音楽にはポップス、ロック、ヒップホップ、ジャズ、クラシックなどがありますが、
刺激を求める人はあるジャンルの曲を好みます。
さて、どんな音楽を好むのでしょう?
結果はあなたの予想通りかもしれません。
海外の研究ですが、
刺激を求める人には、ロックを聴く人が多いことがわかっています。
ロックは歌詞も刺激的なものが多く、社会に対する反抗心の強い歌詞だったりするので、
刺激を求める人がロックを聴くのは納得することでしょう。
また、当たり障りのない無難な音楽は聞かないこともわかっています。
刺激を求める男と求めない女
未就学児を対象にした研究では、
刺激を求める程度が男の子と女の子で異なることがわかっています。
女の子よりも男の子の方が刺激を求める傾向がありました。
この結果は、大人の女性と男性でもみられました。
この研究で示されたのは、刺激を求める傾向が、
子どもの時から決まっているのではないか?
ということでした。
熱しやすく冷めやすい人は、
子どもの時から熱しやすく冷めやすい可能性があるということです。
刺激を求める人はタバコが好き?
韓国の高校生を対象にした研究があります。
刺激を求める傾向が強い生徒は、タバコを吸う傾向も強いことがわかっています。
特に社会からの締め付けから抜け出したいと思っているかどうかが、タバコを吸うことに影響を与えていることがわかりました。
そのほかにも、薬物依存との関係や、
ギャンブル依存との関係が指摘されています。
まとめ
熱しやすく冷めやすい人には、刺激を求めるタイプがいます。
刺激は誰でも求めていることが感覚遮断の実験でわかりましたが、
人によって、刺激を求める程度が違っています。
ある人は、たくさん刺激を求め、ある人はあまり求めません。
刺激を求める人は、子どものときからこのような特徴があります。
刺激を求める先も人によって違ってきます。
刺激を恋愛に求めるのであれば、同じ恋人では刺激を感じられずに新しい恋人を作るかもしれません。
刺激を旅行に求めるのであれば、それほど計画もせずに見知らぬ海外に旅行に行くかもしれません。
あなたの近くにいる熱しやすく冷めやすい人は、
刺激を求めるタイプだったでしょうか?
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