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2019年06月01日

予約問い合わせの電話が人生相談みたいになった件




ラブホテルでフロントをやっていると
通常の主な仕事は客室からかかってくる電話で
一番多い、というか必ずあるのは
お客様が客室を出る時のチェックアウト連絡です。

あとは客室から飲み物や食べ物を
注文された時の受付と食事作りなど

ほかにもロビーから電話がかかってきて
客室が満室の時、お客様から
「部屋は空いてないの?」
という問い合わせなどもあります。

そのほかに外線。ホテルの外から
「ホテルの場所が分からない」
なんていう電話も多いです。

ほかに「ホテルの予約がしたい」という問い合わせも
予約に関してはホテルにもよると思うんですが

ラブホテルは回転率を上げることによって
利益率を上げるというスタイルなので
下手に予約が入るとその部屋を確保しておくために
時間より早めに空き部屋を用意しておかないといけない。

みたいな事態になりますので、ラブホテル側にとって
予約は諸刃の剣だったりするんですよね。
特にドタキャンやブッチされた日には目も当てられません。

まぁ、そういう訳でラブホテルのフロントをやっていると
外部から問い合わせの電話がかかってくるのは
珍しくないわけですが、ある時
男性から当ホテルの宿泊施設について問い合わせの電話がありました。

具体的に書くと流石にマズイのでボカしますが
その男性とは当初、どうにも会話が噛み合わず
何度か聞き返してようやく相手の意図がこちらに伝わりました。

その男性の使っている単語は日本語なので意味は伝わるけど
現在の若い人はあまり積極的に使わない単語だったんです。

こちらとしてはホテルのフロントとして電話を受けているわけですし
そういえば学生時代の男性教師はそういう単語を使っていたから
地域的な物もあるんだろうなと私は思いました。

しかし、私がようやく男性の意図を察したことで
電話をかけてきた男性は
「実は今までも、おかしいって笑われたことがあって……」
と真剣そうなトーンで話し始め

男性は自分の年齢や育った場所、
自分の話す単語のせいで笑われ戸惑ったり
話しても意図が伝わらないということが
たびたびあったと語り始めました。

正直、ラブホテルのフロントに対して
なんか人生相談みたいになってるの
おかしいんじゃないか?

これイタズラ電話なんじゃ?
という考えもよぎりましたが
男性側が真剣に悩んでいるのが分かりましたし
極力、相手側が傷つかないように言葉を選びながら

「最近だと若い人はあまり言わないし
自分の意図を正確に伝えたいなら
●●って言った方が分かりやすいと思いますよ」
みたいな返答をしました。

結局、ウチのホテルの宿泊施設だと
その男性客のニーズに合わないということと
途中で他から電話がかかって来たし
通話を打ち切ったのですが

ラブホテルのフロントをやっていて
ちょっとした人生相談
みたいなことをやるとは思ってなかったです。

ちなみに通常だと頻繁に電話がかかってくるので
長電話なんて無理なんですが
その時は奇跡的に超ヒマな日でした。

あの時、問い合わせて来た男性が
私のアドバイスを受け入れてスムーズに
会話の意図が伝わるようになってくれたならいいなぁと思います。

ちなみにラブホテルへ問い合わせの電話をかける場合、
夕方から深夜0時というのは忙しい時間帯なので
特に一人でフロントをやっているラブホでは
長々とした電話の問い合わせに対して悠長に応対している余裕はないです。

質問が長くなりそう&フロントに
丁寧な電話応対をしてほしいという場合、
混雑している時間帯は避けて電話をした方が無難かと思われます。

具体的に言うと昼食時の12時から13時位や
朝食の時間帯である午前7時〜9時あたりも
フロントが一人だと食事を作って客室へ持っていく
という仕事もあって忙しいのでそういう時間以外

ぶっちゃけ、お昼の15時あたりなら
一般的にフロントも混雑してないので
電話問い合わせの対応がしやすいと思います。

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