2024年05月08日
数学I・A 過去問を丁寧に解説【第9回】
GWが終わって2日目、連休明けでなかなかエンジンもかからないと思いますが、頑張っていきましょう。
引き続き、大学入学共通テストから問題を解いていこうと思います。
問 5<q<9とする。
全体集合Uを実数全体の集合とし、Uの部分集合をA,Bを
A={x|x2−6x+q<0}
B={x|x2+qx−6<0} とする。
Uの部分集合Xに対し、Xの補集合Xと表す。
この時の @x∈Aは、x∈Bであるための( )
Ax∈Bは、x∈Aであるための( )
()に入る条件を記せ。
では、解説していきます。
まずはAの式から解いていきます。条件としては、5<q<9ですが、qに5と9を入れた式で計算してみて、そこを含まないように考えることで、集合Aを考えます。
q=5 ⇒ x2−6x+5=0 ⇒(x−5)(x−1)=0 ⇒ 1<x<5
q=9 ⇒ x2−6x+9=0 ⇒(x−3)2=0 ⇒ 該当なし
同じようにBも考えます
q=5 ⇒ x2+5x−6=0 ⇒(x+6)(x−1)=0 ⇒ −6<x<1
q=9 ⇒ x2+9x−6=0 ⇒ 素直に因数分解できないので、解の公式で求めます
x=−9±√92−4×1×−6=−9±√105
2 2
なので、集合Aは1<x<5の実数、集合Bは−9±√105/2<x<1で重なる部分はありません。
となると、x∈Aは、x∈Bであるための「必要条件でも、十分条件でもない」になります。
また、x∈Bは、x∈Aについては、B→Aは真ですが、A→Bは含まれないものがあるので偽となり、x∈Bは、x∈Aであるための「十分条件であるが、必要条件ではない」になります。
↓ 参考書の中では高いものになりますが、数学も数をこなすことで試験慣れできるのでお勧めです。ただし、公式や基本的なことはできるようになった後でないと、応用だけできる人になってしまうので、気を付けてください。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。
引き続き、大学入学共通テストから問題を解いていこうと思います。
問 5<q<9とする。
全体集合Uを実数全体の集合とし、Uの部分集合をA,Bを
A={x|x2−6x+q<0}
B={x|x2+qx−6<0} とする。
Uの部分集合Xに対し、Xの補集合Xと表す。
この時の @x∈Aは、x∈Bであるための( )
Ax∈Bは、x∈Aであるための( )
()に入る条件を記せ。
では、解説していきます。
まずはAの式から解いていきます。条件としては、5<q<9ですが、qに5と9を入れた式で計算してみて、そこを含まないように考えることで、集合Aを考えます。
q=5 ⇒ x2−6x+5=0 ⇒(x−5)(x−1)=0 ⇒ 1<x<5
q=9 ⇒ x2−6x+9=0 ⇒(x−3)2=0 ⇒ 該当なし
同じようにBも考えます
q=5 ⇒ x2+5x−6=0 ⇒(x+6)(x−1)=0 ⇒ −6<x<1
q=9 ⇒ x2+9x−6=0 ⇒ 素直に因数分解できないので、解の公式で求めます
x=−9±√92−4×1×−6=−9±√105
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なので、集合Aは1<x<5の実数、集合Bは−9±√105/2<x<1で重なる部分はありません。
となると、x∈Aは、x∈Bであるための「必要条件でも、十分条件でもない」になります。
また、x∈Bは、x∈Aについては、B→Aは真ですが、A→Bは含まれないものがあるので偽となり、x∈Bは、x∈Aであるための「十分条件であるが、必要条件ではない」になります。
↓ 参考書の中では高いものになりますが、数学も数をこなすことで試験慣れできるのでお勧めです。ただし、公式や基本的なことはできるようになった後でないと、応用だけできる人になってしまうので、気を付けてください。
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次回もどうぞよろしくお願いいたします。
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