2014年10月11日
有給休暇に理由は必要か?
「有給休暇取りたいなぁ・・・」
あなたの勤務先、
有給休暇を取る時、
理由が必要ですか?
昔、勤めていた会社は、
有給休暇を取得するとき、
休暇願に有給休暇が欲しい、
「理由」を記入する所、
ありませんでした。
ですので、有給休暇に理由は、
不必要でした。
(その後に勤めた所は、
何と・・・、有給休暇なし・・・、
まぁ、りっぱな法律違反でしたが)
有給休暇のことで、こんなニュースが、
ありました。
この社員がこの制度のために、
ついた「嘘」は・・・、
「ドバイの石油王と結婚が決まったので、
休みを取ります」
「今冬のサンタに任命されたので」
ある意味、関西の企業らしいなぁ・・・、
というのが、このニュースの感想の
第1番目なんですが、
少なくとも、車内にはこの制度で、
社員=休暇を取る申し訳ない気持ちを感じなくなる。
管理職=休みを取らせるモチベーションが上がった。
結果、休暇を前向きに取得する
傾向が強まったとのことで、
肯定的にとらえたいと思います。
ただ、唯一引っかかる点があります。
過去の労働裁判で、
「林野庁白石営林署事件」
(最高裁判決昭和48年3月2日)
で、年休(有給休暇)自由利用の原則が、
認められています。
要は、有給休暇を取るに当たり、
理由は必要なく、仮にその理由が、
有給休暇取得の妨げになっては
いけないということですね。
例えば、「遊び行くから有給休暇欲しい」
「ふざけんな!ダメ!」と、ありがちな
このケースは、法律違反です。
ただ、労働基準法では、
会社側に有給休暇取得を
拒否できることがあります。
会社の正常な運営を妨げる、
恐れがある場合にのみ、
「時季変更権」といって、
別の日に振り替えていいものです。
ただ、会社側がこの「時季変更権」を、
行使してもいいんですが、
社員の有給休暇取得の事情を、
斟酌し本来「時季変更権」で拒否する所を、
その理由によっては、「何とかしよう」と、
理由を聞くこともあるんですね。
有給休暇取得如何に問わず、
基本的に虚偽の説明はいけませんし、
虚偽の説明により、懲戒処分・・・、
ということもあり得ますから・・・。
こんなケースが、裁判でも争われ、
(古河鉱業事件・東京高判昭和55年2月18日)
虚偽の説明はダメ・・・、との
判決が出ました。
もし、有給申請の時・・・、
「何で有給休暇必要なの?」
と聞かれたら、逆に、
「何で理由聞かれるんですか?」
「理由言わなきゃダメですか?」
と聞き返してみて、
相手の「有給休暇の理由」が欲しい、
ホントの「理由」を探ってみてはいかがでしょう・・・。
有給休暇以外にも、
様々な労働者の問題や悩み・・・。
いろいろ調べられます。
労働基準法違反を許すな!労働者
http://www.roudousha.net/
あなたの勤務先、
有給休暇を取る時、
理由が必要ですか?
あなたの勤め先、有給休暇に理由は?
昔、勤めていた会社は、
有給休暇を取得するとき、
休暇願に有給休暇が欲しい、
「理由」を記入する所、
ありませんでした。
ですので、有給休暇に理由は、
不必要でした。
(その後に勤めた所は、
何と・・・、有給休暇なし・・・、
まぁ、りっぱな法律違反でしたが)
有給休暇のことで、こんなニュースが、
ありました。
オモロイ嘘なら休暇?
オモロイ嘘なら休暇あげまっせ
ブライダル会社がユニーク制度
産経新聞
10月11日(土)15時10分配信
常識的には
社会人は嘘をついて会社を休むことは許されない。
だが、関西で結婚式場などを営む
ブライダル企業のノバレーゼには、
ユニークな嘘をつけば1日だけ
有給休暇を取得できる制度がある。
ただ、嘘が面白くないと
上司に判断されれば休暇取得は却下。
一見、風変わりな制度に見えるが、
顧客を楽しませるサービス精神旺盛な従業員を
生み出す狙いがある。
◆「笑い」営業に生かせ
担当者は「ブライダル業は
晴れの日を演出するので、
ユーモアあふれる接客が必要。
面白いストーリーで
上司を笑わせることで、
従業員がエンターテインメント性
豊かなサービスを生み出すことが
期待できる」と話す。
◆ツボ外したらダメ
ただ、部下が提出した嘘の理由を
上司が「ユーモアに欠ける」と
却下する場合もある。
「上司の笑いのツボや
趣味を理解していないと、
失敗する落とし穴がある」という。
◆モチベーションに
制度は休暇を前向きに
取得する傾向が強まった。
担当者は「社員は休暇を取る申し訳ない
気持ちを感じなくなり、
管理職も休みを取らせる
モチベーションが上がった」と話す。
YAHOOニュースより
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141011-00000137-san-bus_all
オモロイなぁ〜?
この社員がこの制度のために、
ついた「嘘」は・・・、
「ドバイの石油王と結婚が決まったので、
休みを取ります」
「今冬のサンタに任命されたので」
ある意味、関西の企業らしいなぁ・・・、
というのが、このニュースの感想の
第1番目なんですが、
少なくとも、車内にはこの制度で、
社員=休暇を取る申し訳ない気持ちを感じなくなる。
管理職=休みを取らせるモチベーションが上がった。
結果、休暇を前向きに取得する
傾向が強まったとのことで、
肯定的にとらえたいと思います。
ただ、唯一引っかかる点があります。
有給休暇に理由は必要か?
過去の労働裁判で、
「林野庁白石営林署事件」
(最高裁判決昭和48年3月2日)
で、年休(有給休暇)自由利用の原則が、
認められています。
要は、有給休暇を取るに当たり、
理由は必要なく、仮にその理由が、
有給休暇取得の妨げになっては
いけないということですね。
例えば、「遊び行くから有給休暇欲しい」
「ふざけんな!ダメ!」と、ありがちな
このケースは、法律違反です。
ウソの理由は?
ただ、労働基準法では、
会社側に有給休暇取得を
拒否できることがあります。
会社の正常な運営を妨げる、
恐れがある場合にのみ、
「時季変更権」といって、
別の日に振り替えていいものです。
ただ、会社側がこの「時季変更権」を、
行使してもいいんですが、
社員の有給休暇取得の事情を、
斟酌し本来「時季変更権」で拒否する所を、
その理由によっては、「何とかしよう」と、
理由を聞くこともあるんですね。
有給休暇取得如何に問わず、
基本的に虚偽の説明はいけませんし、
虚偽の説明により、懲戒処分・・・、
ということもあり得ますから・・・。
こんなケースが、裁判でも争われ、
(古河鉱業事件・東京高判昭和55年2月18日)
虚偽の説明はダメ・・・、との
判決が出ました。
聞かれたら聞き返してみては?
もし、有給申請の時・・・、
「何で有給休暇必要なの?」
と聞かれたら、逆に、
「何で理由聞かれるんですか?」
「理由言わなきゃダメですか?」
と聞き返してみて、
相手の「有給休暇の理由」が欲しい、
ホントの「理由」を探ってみてはいかがでしょう・・・。
有給休暇以外にも、
様々な労働者の問題や悩み・・・。
いろいろ調べられます。
労働基準法違反を許すな!労働者
http://www.roudousha.net/
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