2012年03月20日
カード考察 第12回 「No.12 機甲忍者クリムゾン・シャドー」
「No.12 機甲忍者クリムゾン・シャドー」
ランク5 地属性 戦士族
攻撃力2400 守備力1700
レベル5モンスター×2:1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。このターン、自分フィールド上の「忍者」と名のついたモンスターは戦闘及びカードの効果では破壊されない。この効果は相手ターンでも発動できる。
本日はカード考察第12回ということで、「12」と名のつくこのカードを考察したいと思います。
オーダーオブカオスにてウルトラレア(またはアルティメットレア)で収録された「No.」と名のつくエクシーズモンスターです。
ランク5のためエクシーズ召喚できるデッキは限られますが、専用のデッキであれば出しにくいといわけではないと思われます。例えばですが、「サイバードラゴン」「簡易融合」「ミストデーモン」といった(特殊)召喚しやすいカードがいくつか存在しています。
ステータスはランク5にしては少々低めかもしれませんが、一般的な上級モンスターのラインには届いているためそこまで問題にはならないと思います。
効果の方はと言いますと、「忍者」と名のつくモンスター達に戦闘および効果による破壊の耐性を付与してくれる守備的な効果となっております。誘発即時効果のため相手のターンにもチェーンをして発動できるのがほかの破壊耐性を持つモンスターとの大きな違いであり強みとなっていますね。
上記の効果により召喚自体を無効化する「神の宣告」や「神の警告」には無力なものの、「奈落の落とし穴」や「激流葬」といった召喚時に発動するタイミングを持つ効果に対してチェーン発動できるため、なんとしてもモンスターを展開したいと云った場合、このカードをエクシーズ召喚するのが良いんじゃないかなと考えます。序盤の様子見にも最適なモンスターですね。
ただし、ほかの破壊耐性モンスター達と同じくしてバウンス効果や除外効果、表示形式変更効果には無力なため、このカードを召喚できたからといって安心しきっていては駄目な時もあるかもしれない。ということを忘れないようにしましょう。
また、ランク5のモンスターは他にも強力な効果を持つモンスターがたくさんいる激戦区です。同じく破壊耐性を持っている「始祖の守護者ティラス」や超強力な破壊&バーン効果を持つ「No.61 ヴォルカザウルス」、「氷帝メビウス」の様な魔法・罠除去効果を持つ「発条装攻ゼンマイオー」といったモンスター達が存在します。
ただし、それぞれのランク5エクシーズモンスターに役割があるわけで、その都度のタイミングをよく考えてエクシーズするモンスターを選択する事が重要ですね。
今の環境だと「忍者デッキ」が活躍しているとは言い切れないのですが、今後さらなる「忍者」と名のつくカードが登場したとき、このカードの評価が一気に高くなるかもしれない可能性を秘めていると思っています。
今回は以上になります。