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2012年10月20日
デッキ考察 第7.1回 「炎星」デッキ(仮組み) その1
(2012年10月20日、記事更新当日に加筆修正有り)

やっと「炎星」デッキのデッキ調整が終わりました。長らくお待たせいたしました。

掲載が遅れた理由の1つとしては、今月号の「Vジャンプ2012年12月号」の新規情報を待っていたというのもあったんですけどね(結局新規の「炎舞」は公開されませんでしたが)。


ということでデッキレシピの公開になります〜


モンスター(12枚)
勇炎星−エンショウ
微炎星−リュウシシン×3枚
熱血獣士ウルフバーク
捷炎星−セイヴン×2枚
英炎星−ホークエイ×3枚
暗炎星−ユウシ×2枚

魔法(16枚)
大嵐
成金ゴブリン×2枚
死者蘇生
強欲で謙虚な壺×2枚
炎舞−「天枢」
炎舞−「天幾」×3枚
一時休戦×3枚
サイクロン×3枚

罠(12枚)
魔宮の賄賂×2枚
奈落の落とし穴×2枚
盗賊の七つ道具
神の宣告
激流葬
炎舞−「天旋」×3枚
炎舞−「天権」×2枚

エクストラデッキ
No.30 破滅のアシッド・ゴーレム
No.39 希望皇ホープ
No.50 ブラック・コーン号
インヴェルズ・ローチ
ジェムナイト・パール
ダイガスタ・エメラル
ラヴァルバル・チェイン
炎星皇−チョウライオ×2枚
魁炎星王−ソウコ×3枚
虚空海竜リヴァイエール
交響魔人マエストローク
発条機雷ゼンマイン

サイドデッキ
D.D.クロウ×3枚
ツイスター×3枚
マインドクラッシュ×2枚
強制脱出装置×2枚
禁止令×3枚
増殖するG×2枚


以上が今回のデッキレシピになります。この配分で数百回程デッキをテストプレイ(試し回し)してみましたが、個人的にかなり安定していると感じたレシピとなっています〜 (注:ここでいうテストプレイの大方は初期手札から数ターンデュエルを展開した時の引き、回り具合を調べたものです)


モンスターの数が大分減り、魔法・罠カードに比重を移した形となりました。また、罠カードに見られるポイントとしてカウンター罠を搭載している事にお気づきになられたでしょうか。


まずこのデッキの中心となるモンスターは「微炎星−リュウシシン」なのです。先日も紹介しましたがこのカードを何とかフィールド上に召喚・特殊召喚に「成功」させて、大量の「炎舞」を展開して行くという事がキーとなります。


「微炎星−リュウシシン」
レベル4 炎属性 獣戦士族 効果モンスター
攻撃力1800 守備力400
1ターンに1度、自分が「炎舞」と名のついた魔法・罠カードを発動した場合、デッキから「炎舞」と名のついた罠カード1枚を選んで自分フィールド上にセットできる。また、1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する「炎舞」と名のついた魔法・罠カード2枚を墓地へ送って発動できる。自分の墓地の「微炎星−リュウシシン」以外の「炎星」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。


「微炎星−リュウシシン」が表側表示でフィールド上に存在し続ける限り、自分が「炎舞」と名のつくカードを発動する度に、「1ターンに1度」だけ自分のデッキから新しい罠カードの「炎舞」と名のつくカードを自分フィールド上へセットする事ができる、簡単に「炎舞」の展開を助けてくれる優秀なリクルートセット効果となっています。

あくまでこの効果が自分のターンにしか使えなかったとしても、「微炎星−リュウシシン」の召喚・特殊召喚に「成功」してそのターンに何かしらの「炎舞」を発動すれば、1枚分の「炎舞」のアドバンテージを稼ぐ事ができますよね。そして次の自分のターンまで生き残っていればさらに1枚分の「炎舞」をリクルートセット・・・ その繰り返しとなります。


そして現段階ではあくまで推定なのですが、この「1ターンに1度」とテキストでは自分のターンだけに限定されていないため、相手のターンにもこの効果を適用できる可能性が存在するものと思われます。基本的に「1ターンに1度」というテキストは自分のターンだけに発動できる「起動効果」の場合に常用されているテキストなのですが、このカードのように(恐らく)「起動効果」ではない効果で「1ターンに1度」となっている場合は、どのように処理されるのかは発売後の裁定待ちという事になるでしょう(このカードと同類の効果・テキストをもったカードが存在しましたら、是非コメント欄でご指摘して下さると助かります)。

上記の様に相手のターンでもこの効果が適用可能だと仮定した場合、この効果によって「炎舞」を展開できるスピードはさらに加速する事となります。「微炎星−リュウシシン」によってリクルートセットできる「炎舞」は罠カードであるため、この効果で今のターンにセットした「炎舞」をすぐさま次のターンに発動する事が可能です。そのためお互いのターン毎(ごと)にこの効果を適用していき次々と罠カードの「炎舞」を展開していく事ができるという訳なんです。


自分のターンにこの効果を適用する場合は戦闘に耐性を持たせられる様に「炎舞−『天旋』」をリクルートセットし、もし相手のターンでもこの効果が適用可能でしたら自分のメインフェイズ時に相手からの「激流葬」や「奈落の落とし穴」から身を守れる様に「炎舞−『天権』」をリクルートセットするといった様に、臨機応変に運用していくと効率が大変よろしいのではないかと考えています。


そして、「微炎星−リュウシシン」には2つ目の優秀な蘇生効果を持ち備えています。この効果も決して見過ごせないものとなっており、上記の効果によって「炎舞」の展開は容易に行えている事だと思います。なのでこのカードの発動コストを満たす事はそこまで難しい事ではないかと思います。

そこでこの効果によって優先して特殊召喚していきたいのが「英炎星−ホークエイ」と「捷炎星−セイヴン」とこの2枚になるんですね(特に「英炎星−ホークエイ」の方を優先したい所です)。

このカードと一緒に上記の2枚を展開しておくことによって、「微炎星−リュウシシン」が破壊され、さらに上記のどちらかが破壊されてしまったとしても、魔法カードの「炎舞」リクルートセット効果によって「炎舞−『天幾』」をセットし、(次の自分のターンにでも)発動することによって、後続の「微炎星−リュウシシン」をサーチしてくることが可能となります。そして再び「微炎星−リュウシシン」を召喚して「炎舞」が整っていれば(この流れで発動した「炎舞−『天幾』」の1枚分は確実に残ってますよね)、またまた「英炎星−ホークエイ」か「捷炎星−セイヴン」を特殊召喚と同じ流れを数回だけですが繰り返して行く事が出来る様になっているんです。

ここで「英炎星−ホークエイ」を優先した方が良いと申し上げた理由については、一緒に展開しておくだけで「炎舞」さえ存在していれば「微炎星−リュウシシン」の攻撃力は2300と下級モンスター相手では戦闘破壊されにくくになり、さらに自身の効果で「炎舞−『天旋』」をリクルートセットできれば、それを発動したターンだけになりますが攻撃力3300までのモンスターまでなら対処する事が可能となるためです。「英炎星−ホークエイ」の攻撃力・守備力バンプアップ効果は決してバカにはなりませんよ!


そして、「カウンター罠」を大量に投入した理由としては罠カード対策のためです。このデッキではどうしても「微炎星−リュウシシン」の召喚・特殊召喚を止められたくないため「神の警告」、「神の宣告」に関しては最も警戒をしなくてはならず、最も恐怖するカードとなります。それらに対処できるのは「スペルスピード」の問題上同じく「スペルスピード3」である「カウンター罠」カードしか存在しないため今回は大量の「カウンター罠」カードを投入するにいたったという訳であります。

このデッキレシピへ修正してから数百回程デッキを試し回ししてみましたが(ここでいう試し回しとは上記で申し上げた通りの方法でです)、この割合が丁度良いと判断するにいたりました。(「カウンター罠」が)少なすぎて全く引けないというのも困りますし、逆に多く入れすぎて手札が「カウンター罠」だらけにってのは本末転倒ですからね(^_^;)

初手にこれらの「カウンター罠」が1枚でも来てくれると安心して「微炎星−リュウシシン」を召喚する手はずが整いますからね〜


このデッキでは「英炎星−ホークエイ」が3枚、「捷炎星−セイヴン」が2枚、そして肝心な「炎舞−『天幾』」が3枚というデッキ構成になっているため、状況に応じた「炎星」をリクルートする事が容易になっています。もちのろん、キーカードである「微炎星−リュウシシン」も比較的容易に手札へサーチしてくることが可能です。

つまり、かなりの確率で上記の3枚のどれかは初手に回ってくる事かと思われます。それら3枚が初手に来なくても、その時は直接「微炎星−リュウシシン」をドローしている時も多いですし、最悪それらのカードが来なかったとしても「暗炎星−ユウシ」等によって無理やり「炎舞−『天幾』」をリクルートセットしてくるといった手段も状況に応じて取る事ができるのです。


前回はデッキレシピ修正において「勇炎星−エンショウ」を3枚積みにしていたのですが、今回は1枚に変更してあります。大きな理由は1つ、メタデッキの筆頭である「除外(次元)」デッキと「スキルドレイン」デッキを相手にした場合、全く機能しなくなってしまうためです。これは盲点でしたね・・・ つまり、「除外(次元)」デッキだとコストとなる「炎舞」を墓地に送れないため発動不可、「スキルドレイン」デッキだと効果自体を無効にされているため発動したとしても効果無効と全く機能しませんw これらのデッキを相手にした場合については下記に述べていますのでそちらを参考にして下さい。


「炎舞−『天幾』」においては「微炎星−リュウシシン」と同じくこのデッキの核となる魔法カードとなります。このカードが無いとデッキが回りませんからねw

基本的にはデッキの核となる「微炎星−リュウシシン」をサーチしてくることを優先したい所です。そして、状況に応じて「勇炎星−エンショウ」をサーチしてきて疑似「スペルスピード1」の「サイクロン」として運用、「暗炎星−ユウシ」をサーチしてきて万能単体モンスター除去カードとして運用と臨機応変にサーチ先モンスターを選んで行く事ができます。


そして、こいつは前回は無かった新カード「熱血獣士ウルフバーク」! このカードは墓地にレベル4の「炎星」が整っていれば、この1枚のカードから「魁炎星王−ソウコ」をエクシーズ召喚する事ができるという大変強力なカードとなっている訳です。このカードも当然レベル4以下の「獣戦士族」という事で「炎舞−『天幾』」からサーチしてくる事が可能となっていますよ〜 ただ腐る時が怖いため今回は1枚に抑えてあります。あくまで切り札の1枚として取っておきましょう・・・


次の記事に続きます。

Posted by asa at 16:38 | デッキ考察 | この記事のURL
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