2018年02月17日
マジでトラウマ・・・
「エキノコックス」マジでトラウマです(泣)
どうもクラゲです。
「エキノコックス」怖いです。なにあの顔・・・
クラゲが少年時代に漫画「ブラックジャック」で見たのが強烈でした。
海外の話かと思っていたら、国内でも確認されているんです。
〜〜〜感染症〜〜〜
何が怖いかって(顔以外)、人間にも寄生して命を落とす可能性があるってことです。
肝臓や腸、腎臓などに寄生して暴れまわって激痛にのたうち回って・・・漫画では。
感染症を引き起こす寄生虫は主に2種類。
「単包条虫」による「単包性エキノコックス症」と、
症状が重篤なのが「多包条虫」による「多包性エキノコックス症」だけど、どっちも嫌!
肝臓への感染が98%です。「エキノコックス症」は肝臓病の一種とされています。
・第一期(潜伏期) 無症状。潜伏期間がやたら長く、成人で約10〜20年、小児は約5年
・第二期(進行期) 肝腫大、肝機能障害、腹痛、黄疸など
・第三期(末期) 腹水、全身に転移、肝不全などで死亡
〜〜〜治療法〜〜〜
まずはとにかく検査しましょう。
潜伏期間は症状が無く、肝機能も正常で、通常の肝臓の検査では発見できません。
血清検査(エライザ法)や超音波検査(US)、CT検査などで分かります。
治療法としては、初期段階なら幼虫を取り除くか、進行していれば病巣の切除を行います。
術後「プラジクアンテル(成虫のみ有効)」や「アルベンダゾール(増殖抑制)」の駆虫剤が投与されます。
しかし、大半は病気が進行してからの治療となるので、
切除できなかったり、薬の効果が限定的だったりするので、早期発見が望まれます。
切除できなかった場合、発症10年目で死亡率は94%とのこと。
年間20人ほどの感染が報告されています。
「そういえば20年前北海道で水飲んだ」なんて覚えてないかも知れないので、
とにかく予防することが大事になります。
懸念がある場合は病院で検査しましょう。
しかし、北海道では病院での検査、治療があるていど普及しているようですが、
道外ではなかなか難しいのではないでしょうか。
〜〜〜宿主〜〜〜
宿主は主に「キタキツネ」ですが、北海道(海あり)にしか生息していないので、本州は大丈夫・・・
かと思いきや本州でも確認されてるんです(泣)。
埼玉(海なし)や愛知(海あり)などでも感染が報告されています。
本州ではほとんど「犬」で、「ホンドギツネ」、「タヌキ」なども宿主になるんです。
犬は感染しても症状が出ない「不顕性感染」で、糞便に「虫卵」が含まれていても全く気が付きません。
感染ルートは「虫卵」を含んだ宿主の排泄物で汚染された食物を生で摂取したり、
汚染された湧水(沢の水など)を飲むと感染する危険があります。
人間や豚、野ネズミが中間宿主で、「虫卵」を食べると感染しますが、
「包虫」をたべても感染はしないです。
人から人、豚から人には感染はしないという事です。
ネズミ⇒⇒⇒犬、キツネ⇒⇒⇒人間
⇧⇐⇐⇐⇐⇐⇩
〜〜〜予防〜〜〜
症状が進行してからの治療は難しいです。予防が大切になります。
・沢や川の水を飲まない。飲むなら要加熱。
・野生のキツネなどの接触を避ける。
・犬の放し飼いを避ける。野ネズミを食べて感染します。そもそも放し飼いはダメ!
・山菜や野菜などを収穫したらよく洗って、なるべく加熱。
・手を洗う。いろんな意味で一番重要。
北海道在住でない方にしては、犬からの感染が一番可能性があると思います。
犬の感染原因となるのが中間宿主の「ネズミ」です。
「ネズミ」はツツガムシ病やサルモネラ菌などの感染症をも引き起こします。
かつてヨーロッパで大流行した「ペスト」も「ネズミ」を介したノミが原因でしたね。
犬を飼ってらっしゃる方は、犬の感染を防ぐためにも「ネズミ」対策は必要ですね。
あれ?「ネズミ」ってことはネコは?・・・
ヤバいです。ネコも「虫卵」持ってるって。「ネズミ」食べてると。
ネコの放し飼いもダメですね。
ちなみにクラゲは「猫アレルギー」です。
中間宿主のネズミを撃退!
近づけさせない!ネズミ退治の【ネズミガード】をご入力下さい。
ペットを飼っていたら要注意ですよ!
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