2020年03月01日
山の友達
小学1年の頃の話。
友達が居なく、毎日のように山で虫を捕まえて遊んでいた。
いつものように遊んでると、同じ年齢の子供が俺に話し掛けてきた。
そいつは山を良く知ってて、出てくる虫や危険な場所など色々教えてくれた。
そいつと毎日のように山で遊ぶようになった。
だいぶ顔見知りになったある日、
そいつは自分が危ないと言っていた蜂の巣の方に歩きだした。
何回も大声で注意したが返事もしないで、どんどん歩いていく。
蜂の巣に近付いていくと、無数の蜂が飛び出してきて、それに掻き消されるように居なくなってしまった。
あれから十数年、ここの近くの人達とは大抵友達になったが、そいつとは未だに会えていない。
<感想>
その子が人間と遊べる時間は
最初から限られていたのかもしれませんね。
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posted by kowaidouga at 09:05| 超怖い話(山・森・田舎編)