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2020年06月18日

【怖度★5】怪談「濡れた緑」◆ぁみ (怪談家/芸人/ありがとう)◆怪談ぁみ語◆

寝ようとしたら金縛りにあって…。 【怖度★5】怪談「濡れた緑」◆ぁみ (怪談家/芸人/ありがとう)◆怪談ぁみ語◆

鏡の中のうしろ

「鏡の中のうしろが怖いの」 K子が突然そんな事言い出すものだから、僕は思わずお茶をこぼしてしまった。 「怖いって、何が?」 僕は半分笑いながら聞き返した。 ところがK子は真剣な顔で、 「うしろよ。鏡の中に写る自分の背後から、何か出てきそうで怖いの」と言う。 K子は中学が一緒で、地元から少し離れた高校に通うようになってから仲良くなり、1年ほど付き合っている。 運動は苦手でも、頭が良く、明るい性格のため友達も多い。 とてもそんな事を言い出す子では無い。 「何かあったの?」 僕は声のトーンを変えて、真剣に聞いてみた。 「3日くらい前かな。髪の毛をとかそうと思って鏡の前に座った時、背後に『何か』の気配を感じて・・・」 そう言ったきり黙ってしまった。 K子も自分が言ってる事がおかしいと思っているらしい。 「それからずっと?その・・・『何か』の気配は感じてるの?」 今度は僕から切り出す。 「うん。考えすぎなのかも知れないけど、そう思えば思うほど怖くなっていって・・・」 僕はK子のうしろにある鏡を見た。化粧台に取り付けられた大きな鏡。確かに気持ちは解らなくもないが。 「鏡をもう一枚置いてみたらどうかな?」 「・・・でも、『合わせ鏡はよくない』とも言うし」 そこで僕は吹き出してしまった。 「なんでも気にし過ぎなんだよ。K子は。きっと、うしろに気配を感じるのも気のせいだよ」 僕は励ますように明るく言ってあげた。 「うん、そうだね」とK子は言うが、どこか不安な顔をしたままだ。 「どうしても不安になった時は、電話してくれてもいいから」 「ありがと」と照れくさそうに言って、K子は笑った。続きを読む...
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