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2020年06月08日
とある心理テスト
ある集団で実施されたゲームです。良ければ皆さんも試してください。
心理テストが流行していた当時、結局あまりアテにも出来ないゲームのようなものだ、ということがわかりました。
そういう話題を踏まえたうえで、信憑性のある心理テストはどういうのがあるのか、そして何の役にたつのか。
ある日、俺を含むその集団に紙切れが配布されました。
「誰にも見せないように。相談して書かない様に。内容を他の人に公表しないように」
と、紙切れを配布した人は全員に注意を促しました。
「では、その紙切れに、自分が一番なりたくない職業をかきなさい」
我々は記入し、四つ折にして記入した文字が見えないようにしました。
紙切れは回収され、40数名の『一番なりたくない職業』が無記名で発表されました。
一番『売春婦』。二番『ヤクザ』。三番『汲み取り屋さん』。
他には保険のセールス、キャバレーの呼び込み。
変わったところでは医者、芸能人、露天商などがありました。
これは実は潜在意識のテストで、ゲームではありませんでした。
一番なりたくない職業。
実はそれは、潜在意識で『なってみたい職業』だったのです。
これをやると厄介な事に、意識にすりこみが発生します。
「自分は、実はヤクザになりたいのか・・・」等です。
実際、このゲームをしてから数年経ちますが、一人ヤクザになりました。
その人は紙切れに『ヤクザ』と記入していました。
その後、五十問の意識調査が行われましたが、覚えているのは最初に行われたこの心理テストだけです。
<感想>
なりたくなくても親の跡を継ぐとか、
やむに已まれぬ事情でなってしまうことはあるかも…。
posted by kowaidouga at 09:05| 超怖い話(奇妙編)