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2017年11月19日

月読命の謎

そういえば、月読命の事を忘れていました。

正直言って、古事記にも日本書紀にも殆ど記述がなく、あっても須佐之男命と被ったようなものです。古事記の嘘に騙されず、その隠された真実を暴き出すという本稿の立場をもってしても、その記事の少なさから解明は難しいです。

現存する神社は、伊勢、京都等それほど多くありません。しかも、御利益は安産だったりします。

そもそも、男神なのか女神なのかも明確ではありません。

考えられる可能性は、次の3つです。

@天照が太陽だから、その対極の月が必要だった。
A月読命に対応する人物が実際にいた。
B月読命と須佐之男命は同一人物だった。

まず、天照大神が女神だとすると月読命の存在が微妙になるのでしょうね。天照は太陽の象徴、月読は月の象徴ですから、

天照大神が女神だとすると月読命が男神。このため、混乱した話ししか出来上がらなかったのでしょう。

古今東西、太陽神は男、月の女神は女と相場は決まっていますから。

天照大神が男神だったと考える本稿では、割と簡単に説明できます。

それはズバリ、天照=饒速日命、月読=瀬織津姫です。

ただ、古事記で、イザナギが右目を洗った時に出来た2番目の子ということですから、これは日向側の人物という可能性も捨て切れません。

また、四国の愛媛県あたりに若干その痕跡も伺えますので、東征に先立ち日向から海を渡って四国に移った人物がいたのかもしれません。

いずれにしても、暦に詳しい、現在で言えば農林水産省、経産省、気象庁、経済企画庁を統合したような重要ポストを束ねたであろう人物だったのでしょう。
posted by mydears at 08:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 月読命
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