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2016年06月12日

シャラポワの2年間の資格停止。

多くの方が知っているかもしれませんが、シャラポワが2年間の資格停止処分を受けました。
image.jpeg

原因もご存じの通り、メルドニウムという薬物違反。

一時的に身体能力の飛躍的に繋がるそうです。

どうやら今年から薬物違反にしていされたようで、シャラポワは、というかシャラポワ陣営は確認を怠ったという発表をしていましたが、まずあり得なそうです。

シャラポワほどの選手であれば彼女をサポートしているコーチ、トレーナーなどなどがチェックしていないわけないですしね。

どうも穿った見方をしてしまいます。

なぜなら、今年はオリンピックイヤー・・・。

ロシア勢の進出を抑えるためにロシアで常飲されていながらアメリカでは販売禁止になっているメルドニウムを違反薬物に指定することでブロックしようという闇の力が働いているのではないか??

そうだとしたらロシアのアスリートはヒヤヒヤでしょう。

そんな矢先に常飲していたシャラポワは1発アウトになってしまいました。

こういった薬物関係の話が出ると思いだすのがアガシです。

興奮剤を使用していたものの、ウソの釈明でATPが見逃した、という事件。

アメリカ人だったから?時代が違う?

何か裏があるのだろうか??

あまり話題に出ませんよね。

アガシにコーチの依頼がないのもこの辺が原因なのか。

でも普通に有明にきて錦織とテニスしちゃったりしてる・・・。

当時対戦していたチャンはどう思っているのでしょうか??

なんだか「?」ばかりになってしまいました。

今のご時世、メディアやスポンサーは見事に去っていくもので、シャラポワの会見直後にスポンサーは一気に去りました。

ナイキ・ポルシェなどは早々に撤退。

まぁ、こういったものはある程度ほとぼりが冷めたり、世間が忘れたころにはコッソリ再契約してたりするんでしょうが・・・。

2年後、シャラポワは復帰してくるのかどうかは誰もわかりませんが、もし何かの陰謀であれば2年間、虎視眈々と狙って、復帰後にグランドスラムを制覇してもらいたいものです。

その頃には天敵のセレナもいないでしょうからね。

シャラポワほどの偉大な選手がこのような形でコートを去ってしまうのは、何とも寂しい限りです。

彼女を擁護するわけではありませんが、スーパースターはスーパースターなりの幕の引き方をしてもらいたいものです。


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2016年06月08日

生涯グランドスラマーは出やすくなった?

先日の全仏オープンテニスでは、ご存知の通りジョコビッチが生涯グランドスラムを達成し、ミックスではパエス/ヒンギス組が生涯グランドスラムを達成しました。
image.jpeg

男子シングルスで言えば、現役選手に3人の生涯グランドスラマーがいることになります。

そんな時代にテニスを見ることができて幸せと思えますが、逆に考えるとある特定の選手がグランドスラムのベスト4あたりを独占しているとも言えます。

2001年のグランドスラムの優勝者を見てみると

全豪 アガシ
全仏 クエルテン
全英 イワニセビッチ
全米 ヒューイット

です。

実に様々で、非常に面白そうです。

ここ最近、というかフェデラーの登場あたりから顔ぶれが安定してきています。

2016年の全仏までの10年間、つまり40回グランドスラムが行われたわけですが

ナダル・・・12回
ジョコビッチ・・・12回
フェデラー・・・10回
マレー・・・2回
ワウリンカ・・・2回
デルポトロ・・・1回
チリッチ・・・1回

実に3人がぶっちぎりで合計7人

それまでの10年間は

サンプラス・・・7回
フェデラー・・・7回
アガシ・・・5回
クエルテン・・・3回
サフィン・・・2回
ヒューイット・・・2回
ラフター・・・2回
ナダル・・・2回
カフェルニコフ・・・1回
ガウディオ・・・1回
ロディック・・・1回
フェレーロ・・・1回
コスタ・・・1回
ヨハンソン・・・1回
イワニセビッチ・・・1回
クライチェク・・・1回
コルダ・・・1回
モヤ・・・1回

実に18人
これじゃあ、生涯グランドスラムは厳しいですね。


テニス自体がサーフェスに関係なく全てのサーフェスで通用するテニスでないとトップのトップでは通用しなくなっているからでしょう。

サーブ&ボレーヤーは絶滅しストローク全盛になり皆、似通ったテニスに一本化されてしまっています。

その中で一つのグランドスラムを獲るまでテニスを確立させれば生涯グランドスラムも可能になってくるわけです。

タラレバを言ったらキリがないですが、今回の全仏、マレーが勝っていたら今度はマレーにも生涯グランドスラムのリーチがかかりましたからね。

マレーは全英、全米と獲っていますから全豪も時間の問題だったかも。

まぁ、そう簡単にはいかないでしょうけど、これだけ顔ぶれが同じだと生涯グランドスラマーが現れやすくなっていると言えるでしょう。

さて、絶頂期を迎えているジョコビッチは年間グランドスラムとゴールデングランドスラムが掛かってきます。

個人的には次こそフェデラー、最後の華を咲かせて欲しいのですが、厳しいと言わざるを得ませんね。

フェデラーと錦織の決勝でフェデラーが優勝!

ってのが最高です。


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2016年06月04日

【全仏オープン】パエス・ヒンギス組が生涯グランドスラム達成!

全仏オープンテニス・ミックスダブルス決勝

パエス/ヒンギスv.s.ドディグ/ミルザ

4−6
−4
10−8


で優勝!

生涯グランドスラムを達成しました。
image.jpeg

パエスは42歳、ヒンギスは35歳ということで、非常に励みになる快挙です。

さらにパエスは身長177と、そう大きくない体格です。

そのパエスは男子ダブルスでも生涯グランドスラムも達成しています。
(全豪3・全仏1・全英4・全米2)

一方のヒンギスも女子ダブルスで生涯グランドスラムを達成
(全豪5・全仏2・全英3・全米2)

ヒンギスに関してはシングルスで全仏を獲得していれば完璧な生涯グランドスラムを達成出来ていたのですが、1997年にはマヨーリに決勝で敗退。1999年にはグラフに決勝で敗退しています。

ダブルスであればある程度年齢がいっても試合などに出て楽しめるということですよね。


よくテニスは生涯スポーツと呼ばれたりします。

誰もが、いつでも、どこでも気軽に参加できるスポーツということです。

私はテニスコーチをしていますが、大きく分けてテニスの楽しみ方は2通りあるように思えます。

「勝つためのテニス」

「楽しむテニス」


です。

どちらが良い悪いというものではありません。

皆さん側がチョイスしていく問題です。

試合になれば誰だって勝ちたいものですが、生涯テニスを楽しむのであれば「楽しむテニス」を自分の中に取り入れなければいけません

しかし、この融合って非常に難しいように思えます。

ガチンコで勝ちを目指しているのであれば、楽しく面白くやっていたらどうなんだろう?

とも思えるし

楽しくやろうと思えば勝ち負けにこだわらなくなってしまいそうだし・・・。

私も個人的に練習はします。

しかし、そのほとんどが打ち方の確認だったり、新しい打ち方への挑戦だったり、と楽しみで練習しています。

その時は、試合に出ているようなコーチとは打ちあいません。

スピードについていけないとか、そういった話ではなく、何となく目的が違ってしまうからです。

この感覚は皆さんも大事にするべきポイントです。

ほとんどの方がグループでテニスをしていると思います。

その際の皆さんの目的意識はなるべく合わせるようにした方がいいです。(ぴったり同じというのは中々難しいでしょうが)

試合にガッツリ勝ちたいという人と、軽く運動したい、何となく習慣で・・・という方は同じグループでは練習がしづらいものです。

まぁ、その環境づくりも難しいですが。

私は楽しむ情熱がある限りテニスコーチは続けていきたいです。

皆さんも70越え、80越えでもテニスを楽しめるまで続けましょう!!


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2016年06月03日

【全仏オープン】ティエムはジョコビッチに敗退。

全仏オープン、準決勝

ティエムv.s.ジョコビッチ

−6
−6
−6


でジョコビッチの高い壁に阻まれました。

準々決勝では

ティエムv.s.ゴファン

4−6
−6
−4
−1


でティエムがゴファンを撃破しています。

ドロー運にも恵まれたとはいえ、ベスト4は立派です。

徐々にティエムがきています。
image.jpeg

もともと両手バックハンドだったティエムは現在は片手バックハンドになっています。

昔もそんな選手がいました。

そう、ピート・サンプラスです。

彼もジュニア時代は両手バックハンドでジュニアチャンピオンになりながらコーチのアドバイスで片手にした選手です。

ふむふむ、彼の詳細は

生年月日

1993年9月3日(22歳

ランキング

13位

国籍

オーストリア

身長

185cm

きました、先日書いたテニスのベストな身長185!

クレイコートでの活躍が目立ち、遅めのハードコートでも活躍しています。

オーストリアといえば、トーマス・ムスター。

彼も全仏を獲っていますね。

もしかしたら...!

と思っていましたが、甘くないですね。

サーブも230キロあたりまでのファーストを打てます。

基本的にフットワークを生かしたベースライナーですが、大きな欠点はありません。

錦織の次世代と言っていいでしょう。

そして、契約ラケットはバボラで、最近まではピュアストライクを使っていましたが、現在はこんなラケットを使っています。
image.jpeg

見たことないモデルですね。

どうやらティエム専用のプロジェクトが進んでいるようで

プロジェクトone 7

という文字がフレームに書いてあります。

つまり、2017年向けにティエム使用モデルとして発売されるのでしょう。

ナダルがあんな感じですから、いつその時がくるかわからないバボラはティエム推しでいくのでしょう。

形状的にはピュアストライクの16×19なんでしょうが、微妙にスロートの部分が違いますねぇ。

若手の中ではキリオスと共に爆発的なボールを打てる選手です。

今後期待できます。

今現在、ちゃんとしたコーチはついていないようなので、コーチがつくようになったらまた面白くなるかもしれません。


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2016年05月31日

2015年の錦織のサービススタッツ

先日書いた記事を自分で気になり

錦織の2015年のサービススタッツをチェックしてみました。

【サービスエース】

306本/66試合
32位

【1stサーブ確率】

60%/66試合
27位

【1stサーブポイント獲得率】

75%/66試合
17位

【2ndサーブポイント獲得率】

55%/66試合
11位

これに対してジョコビッチは

【1stサーブ確率】

66%/87試合
5位

【2ndサーブポイント獲得率】

60%/87試合
1位

その他、リターンのスタッツもありましたが、リターンに関して錦織は世界ランキングと同等のスタッツでした。


もちろん、ジョコビッチのリターンのスタッツも素晴らしいものでしたが、サーブ関係がトップ10に入るものがないというのが今の錦織。
image.jpeg

総合すると世界6位〜10位あたりが妥当なランキングになってしまいます。

フォアハンドの似たようなスタッツはわかりませんが、やはりこの辺に錦織の弱点があるのでしょう。

私の勝手な想像ですが、テニスにおいてベストな身長は185cmと思っています。

まぁ、フェデラー・ナダルが185cmというところからという安直な考えですが

ジョコビッチは188cm
マレーは190cm
ワウリンカは183cm
・・・

これに対して錦織は178cm。

あと5cm・・・。

もう無理だろうか・・・。

先日負けたガスケは180cmくらいかと思ったら、なんと185cm!

そんなにあるんだ。

なんとかサーブ関係のスタッツをトップ10に入る部門を増やしたいものです。

道具を使うスポーツは体格の差は埋まりやすいと思うのでサーブとフォアハンドの強化を是非頑張ってほしいですね。


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2016年05月30日

錦織はそこまでなのか?

全仏オープンテニス、錦織はガスケに当たり

−6
−6
−4
−6

で敗退してしまいました。

今回は非常に雨サスペンドが多い中、ボールが重たくなっていたようです。

しかし!

負けてはいかんのですよ!

もちろん、錦織を応援しています、グランドスラム制覇を期待しています。

ドロー運とかその辺は置いておいて、必ずマレーまで行けると踏んでいました。

ガスケはさすがに攻略したと思っていましたが、苦手は苦手なんでしょうね。

つくづくタイミングのテニスなんだなぁと思わされました。

今回は錦織の方でなく、何故錦織がガスケに弱いのか検証しながら観ていました。

なので、錦織も目で追わず、ボールも目で追わず、ガスケばっかり注目です。

もちろん、雨の影響でボールが重たくなっているのも影響してのことですが、ガスケは様々なタイミングでボールを打っていた印象です。

同じようなボールであっても、あえて早いタイミングであったり、わざとスピンを多めに掛けたり…。

錦織側からすると狙い球を絞れない、こう打ってこうだ!みたいなものが最後の最後まで分からずに終わってしまった感じがします。

ジョコビッチやマレー、ナダル、フェデラーといったいわゆるビッグ4はそこからのビッグショットでポイントを奪えます。

しかし、錦織にはそこまでのビッグショットがありません

タイミングのテニスとバックハンドは世界1かもしれませんが、相手を打ちぬくサーブとフォアはトップ10あたり、もしかしたらそこから外れてしまうかもしれません。

どうも、未だにフェレール感がぬぐえません。

ベスト4・ベスト8の常連さん的な感じです。

サーブはスピードを上げて進化している最中です。

確率が落ちたり、ダブルフォルトが増えていくのも多少、進化の過程です。

はやり

フォアハンドの強化

ここに尽きます。

このフォアハンドの進化が世界1位への鍵であるとともに、ここに伸び代が無ければ世界4位あたり、そこまででお終いでしょう。

そして、さらに掘り下げるとマイケル・チャンにはそこを導く力があるのだろうか??

世界2位という素晴らしい成績ですが、いい方を変えれば世界1位にはなっていません。

フォアハンドに関しても・・・でしょう。

世界1位になるには世界1位を経験したコーチが絶対なんてことはありませんが、私はそろそろアンドレ・アガシあたりに・・・なんて思ってしまいます。

もっとフラット気味に叩いていけ!

確率を上げるには練習だ!


くらいの感じで・・・。

まぁ、そんな簡単な話ではないんでしょうね(-_-)

さてさて、ジョコビッチの生涯グランドスラムはヤフーニュースで見る程度で、ウィンブルドンに流れていきましょうかね。


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2016年05月27日

【DIADORA】スピードコンフォート SL VI

そろそろ、外用のテニスシューズの底が減ってきたので新しく・・・と思いまして。

自分はディアドラをずっと履いてきているので、今回もディアドラをと思っていましたが、たまには違うメーカーにしようかと他のシューズをチェックしてみたところ、自分のフィーリングに合うものは見つからず、結局ディアドラです。

では、モデルを変えてみようかと思い、いつものスピードスター系をやめてみました。

今回はこのスピードコンフォートです。

image.jpeg

このシリーズは値段の割に悪くはないんですが、今までデザインが普通過ぎて避けていましたが、今回は中々いいんじゃないでしょうか。

私の感覚で、テニスシューズは少し派手なくらいの方が、全体的に見るとちょうど良かったりします。

真っ赤でシューズだけを見ると派手ですが、ちょうど良し!

重さも軽めです。

ユニセックスモデルなので重さも考慮されています。

外側のアッパーが人工皮革はとりあえず柔らかめに作られていますが、履いていくたびにヘタってくるでしょう。

正直、カンガルーレザーの方が履く度に足に合ってくるのに対して、こちらの人工皮革は「ヘタる」という印象です。

以前にも何度か履いたことがあるので、そこから大きく改良されているとは思えません。

ガチで試合に出て、フットワークも激しく、ブレーキもしっかり掛けるような方は、こういった軽量で柔らかいものはシューズ側が耐えられないかもしれないのでオススメしません。

そういった方は、アディダスのバリケードシリーズなどは、土ふまずからカカト付近までの作りがしっかりしているのでそういったシューズがいいでしょう。

スピードコンフォートは楽天で買いました。

こちらはオールコート用
8,640円



オムニ・クレイコート用
8,640円



以前のモデルに比べると格段にデザイン性は上がっているでしょ??

2015年秋冬モデル
4,980円



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2016年05月26日

ポジション取りのメリット・デメリット

シングルスでもダブルスでも立ち位置、いわゆるポジションは大丈夫でしょうか?

ルール的に決まっているものはありません。

ダブルスでは大きく分けて並行陣、雁行陣に分かれています。

ここに立ちましょう、という内容ではなく「自分で考える」ということが大切です。

レッスンをしていると、よく

「どこに立てばいいですか?」

というようなことを聞かれます。

気持ちはわかりますし、コーチに質問するのは良いと思います。

しかし、その時コーチ側としては

どうしてそこに立っていたかを考えて欲しいです。

へ理屈っぽく聞こえてしまいますが、どこという答えがないので答えようがないのが正直なところです。


例えば並行陣を取りながら二人とも前にど詰めしていたとします。

当人たちはバシバシ決めていくことをイメージしているんだと思います。

ですから、甘くきたボールを気持ち良く叩ける、というメリットがあります。

しかし、甘いロブでも抜かれるというデメリットが出てきます。

もし、当人たちが

「ロブなんて邪道だ!ロブ抜かれても気持ち良くボールを叩いてストレスを発散したいんだ!」

と言われれば、ど詰めのポジションは正解でしょう。

逆に、ロブで抜かれるのは絶対に嫌なので並行陣でもサービスラインより少し後ろにいたらどうでしょう?

確かにロブで抜かれないというメリットはありますが、決定力が落ちるというデメリットが発生してきます。

また、下がれば下がるほど相手からすると横が抜きやすくなる、というデメリットも出てきます。

そう考えていくと、一番無難なポジションが出てきます。

別な話で、ストロークでもバックが苦手だったり、フォアで打ちたいという人は大抵左に寄ります

これは、フォアで気持ち良く打ちたい、苦手なバックを避けたい、というメリットを取ろうとしています。

ある意味、独りよがりな発想です。

ダブルスで考えると困ったものです。

ダブルスは二人で一つ。

しかし、その片方が独りよがりなポジションを取ってしまったらペアはバランスを崩してしまいますよね。

こういった場合はペアで話し合わないといけません。

その人のフォアを活かすためにペアが無難な位置から少し変えていかないといけません。

そこまでして、その人のフォアを活かす利点があるかどうかも含めて考えましょう。

また、よく「デッドゾーン」と呼ばれる位置があります。

サービスラインとベースラインの間あたりです。

私もオススメはしません。

しかし、ここにもメリットはあります。

ドロップを拾える
深いボールを頑張って下がらず、ボレーでカットできる


というメリットです。

そうです、動かなくていいというメリットがあります。

しかし、デメリットは難しいタッチが必要になります。

また、判断を早くしないといけません。

ノーバウンドかワンバウンドかという判断です。

足も動かしたくない、判断もしたくない、タッチも楽なものがいい...となると、すでにテニスではありません。

そこに立つなら先ほどのデメリットも背負い込む覚悟が必要です。


先ほども書いたように無難なポジションというのは、言い換えれば一番中途半端なポジションとも言えます。

偏りを少なくしてリスクを減らすことにより、負けにくいテニスをすることができます。

それをベースに自分なりのアレンジを加えていきましょう。


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2016年05月25日

【全仏オープンテニス】錦織、貫禄勝ち!

全仏オープンテニス、錦織は初戦のボレリに続きクズネツォフに

−3
−3
−3


のストレートで危なげなく勝利。
image.jpeg

久々に安心して見られる試合でした。

なんとなく、昨年までは高いシードに錦織自体が呑まれてしまっていたように思えますが、今回は高いシード選手の貫禄がついてきているように思えます。

今日の相手も同世代の25歳。

フェレールやワウリンカを破ったりもしている実力者でしたが、最初の数ゲームで

なるほど、そんな感じね。

と様子を伺ったらそこからギアチェンジして一気に畳み掛けていきました。

ハードコートのようにカウンターの効くコートが得意と思っていましたが、今年のクレイコートの戦績を考えても

バルセロナ・・・準優勝(ナダルに敗退)
マドリッド・・・ベスト4(ジョコビッチに敗退)
ローマ・・・ベスト4(ジョコビッチに敗退)

と好成績を残しているだけに期待してしまいますね。

次はベルダスコですかぁ。まぁ、普通に考えれば大丈夫と思われますが、錦織の逆クロスやラットショットはフォアになりますから…とそんなことは錦織だって陣営だって想定してやっていますから大丈夫でしょう!!

マレーがやはりステパネクに逆転勝利しましたがグランドスラムの初戦でフルセットを戦ってしまったのはかなりマイナスでしょう。

そして、2回戦も只今マレーはフルセット突入しました。

相手のボーグって誰?って感じですけど地元フランスの後押しが半端ないです。

勝ったとしてもかなりマイナスですねぇ。申し訳ないけど錦織には好材料です。

ダニエル太郎は、こちらも初戦をフルセット戦ったワウリンカでしたが

−7(9)
−6
−6


うーん、惜しい。

とにかく、まずは去年以上のベスト4を狙ってもらいましょう!


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2016年05月23日

試合に強くなるには恐怖心が必要

ビビったら試合に勝てないよ、なんてことを言われますが、最終的にはその通りです。

しかし、その「ビビったら」という意味合いが違ったり、その土俵にも立てていなかったりする場合もあります。

例えば、目の前のボレーヤーがスマッシュを打ってくるとした場合、皆さんはどうしますか?

逃げる
背中を向ける
後ろに下がる

こんなところでしょう。

もちろん、全て正解でその時には恐怖心があるからです。

前に詰めてカウンターを決めてやろう!というのはかなりの勇気が必要ですし、この場合は逆に下がっても決められてしまうという恐怖心があった上での行動です。

このスマッシュの例はわかりやすい例ですが、もう少し難しくしていくと

ダブルスで目の前のボレーヤーがポーチしてきたらどうでしょう?

下がる
姿勢を低くして守備範囲を広げる

などですね。

この辺も大丈夫でしょう。
ポーチボレーは相手の攻めだから守らないと…という意識、つまり恐怖心があります。

しかし、初心者の人はこれも出来なかったりします。

ポーチボレーをされるのがわかっているのに下がらなかったり・・・結果はわかりますね。

中級者あたりでも多いのが次のパターン。

ポーチボレーをされるのがわかっている場合は下がったりできるのにそれを「見ていない」というパターンです。

つまり、ペアのストロークが打つ時に前衛をチェックせず、相手のストローク側に目線がいってしまっている、というパターンです。

上記のように「わかっている」というのが厄介で、アドバイスしてもわかってますよ、となってしまいます

では、なぜ前衛をチェックしていないのか。

それは

ポーチボレーをしてくるかもしれない
ペアのストロークがもしかしたらストレートに打つかもしれない
ペアのストロークが振り遅れてストレートに行ってしまうかもしれない

という「恐怖心」が足りていない
のです。

普通のショットにしても恐怖心は必要です。

ショートクロスを狙ったとして、サイドアウトするかもしれない、ネットに掛けてしまうかもしれない、という恐怖心が必要です。

練習中はこの恐怖心が薄れて伸び伸びと打ち、ナイスボールを打てたりします。

しかし、試合となるとそうはいきませんよね。

普段の練習時に恐怖心が必要なんです。

私はコーチという仕事柄、ゲームの際にはこういった部分には目が行ってしまいます。

その時の練習のテーマでなくても

あ、この人はこの辺まで予測できているな

とか

あ、その辺も見れていないか…。

などなど。

この恐怖心があって、それに打ち勝つようにメンタルを鍛えてしっかりと打っていったり出来ると一皮むけます。

昔、読んだ漫画にある天才剣士がでてきます。

その天才剣士に師匠は「斬られる恐怖を知らないやつはすぐ死ぬぞ」と教えていました。

やられる恐怖があって初めてやられないように考え、かわす技術を習得していく。

それがあった上でどう勝つか、という感じです。

これはテニスでも同じで、やられる恐怖を知らないとベストなポジションだったり見るべき目線を送れません

練習中もこの恐怖心をいかに掘り下げられるかが試合で強くなれるポイントです。


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プロフィール
天野 幸之介さんの画像
天野 幸之介
1977年生まれテニスコーチ歴は20年を越えましたw 毎日更新はできませんが、皆さんのテニスライフの楽しみに少しでもプラスになる事を書いていきます。 YouTubeを使いながら解説していきますのでよろしくお願いします。
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