ねこ喫茶「ケイシー」自宅部

めっきりムーミン谷も寒くなってきて、うちの猫らは二階の廊下で、ぬくぬくと日向ぼっこしたくなる季節になってきたが、この夏に汗だくで必死で片付けた二階廊下には、猫らが日向ぼっこしたあの段ボール箱などとうに片付けられてしまっていた。あの日がな一日寝てるだけの秋が今年は来ないのでは可哀想だと思い、またしても同じ段ボールを二階廊下の同じ場所に置き、それまで同様に古いレースのカーテンを中に入れた。

猫らもすぐにはこれに気づかないだろうから、わざわざこの快適仕様の段ボール箱の存在を最初に気付いて入って以来、入り浸っていたシロタンを抱っこして中に入れてやると、しばしその中でじっくりと体を舐めまわしてから、やっとその箱に合わせて体を丸くして、しばし寝ていた。よっぽど気に入ってる箱みたいだ。ちなみにヒロセ通商からレトルトカレーなどが送られてきた箱だ。

今年の春までは、体格の大きいジロタンまで、まったりとその箱で寝るシロタンがうらやましく見えたのか、自分までこの箱に無理やり押し入ってまでして寝るようになった。