この夏最盛期のカメキチは、まるでピラニア並みで最強だ。一般的に童話「ウサギとカメ」のイメージで、カメは大人しいというイメージがあるが、実際は「怪獣ガメラ」に近い。実際に世話をしてみて初めて分かった。うちのカメキチは、ミシシッピー赤耳ガメで、いわゆる「ミドリガメ」だが、小さい頃から元気だけが取り柄で、風邪ひとつ引いたことがなく、病気ひとつしたことがないまま19歳になっている。
但し、寒さだけには弱いので冬は大人しいが、夏になると一転して活動が活発化し、目にはいる動く物なら何でも噛みついてしまう。あのスズメバチでさえカマキリには噛み殺されてしまうが、そのカマキリですらカメキチの前では数秒の命でしかない。いつも食べてるカメ用の大粒のカリカリを水槽に投入するや否な、それだけでもう興奮状態で、バチャバチャと前足で水面を叩いて、ワイの方ばかり目で追うので、肝心のカリカリなど全然目に入らず、水に一杯浮いているカリカリなど、あっちこっち水槽全体に散らばせてしまう。
ところが、ワイがその場から姿を消すと、やっと水槽内のあっちこっちに浮いているカリカリにやっと気づき、興奮しながら鼻先を水槽の壁に何度も激突させながらカリカリを食べ尽くす様は、まるで僅か一匹で数百匹のピラニア軍団に匹敵するほどの凄さだ。全然病気もしないし体が頑丈で、ちっとも手が掛からず長寿なので、ミドリガメが手賀沼(千葉県)など全国的に増えているのは納得だ。多分、総合的にはライオンよりも最強の生き物で間違いない。
2024年08月15日
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