数日前、おばあちゃんがデイサービスに行った時に、いつも茶の間の狭い水槽の中にいるカメキチ(19歳)を縁側で自由行動させることにした。この秋からの思いつきで、カメキチにも自由に行動できる環境を提供しようと思ったのだ。ちょうどおばあちゃんがいない日の方がいろいろ都合が良かったので、その日が二回目で実験的に試しているところ。
カメキチが縁側に来るのは、子亀の頃以来だろうから、多分19年振りくらいだったので、最初、ここはどこ?みたいに固まってしまい、全然動かなかった。ところが自分が置かれた縁側が安全な場所であることを確認すると、やっと動き出し、目の前に置かれた猫の飲み水用のペットボトル(1.5kg)も物ともせず、まるで戦車のように平気にそれを押し進みながら前へと移動した。
いつも茶の間で水槽越しに見てるカメキチ先輩のことを、真近で見ることになった猫らは、得体の知れないカメキチ先輩の横を通るときには、恐る恐るまるで腫れ物を触るかのように、その横を少し離れて遠慮がちに通っていた。
19年前、カメキチがまだ五百円玉くらいの大きさだった頃、何度か縁側を歩かせたことがあったのだが、その時は、階段とサッシの狭い隙間に入り込んでしまい、亀は前身はできるもののバックができないので、その狭い隙間に挟まったまま手足をジタバタさせていたものだ。
あの頃、自由行動させて何度か行方不明になったことがあって、家の中で大騒ぎになったものだ。今は30センチくらい大きさがあるので行方不明になることなどないのだろうが、当時の大捜索がまだトラウマになっていて、ちゃんと四方が仕切られていて、隠れる場所のない場所でしか自由行動をさせられない心配癖が抜けないワイなのであった。
2024年11月07日
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