まずは自分一人だけ「偵察隊」として、猫島で有名な田代島にフェリーで乗り込んで、金銭的なことやおばあちゃんにも大丈夫なのかなど、諸々の下見をするつもりでいた。あまりに保護猫をお世話して貰えないので、田代島で「調達」できないものか、と考える始末だった。
もし仮にそんなことをしたら、小さなケージに無理矢理入れられて拉致された野良猫が騒ぎだして、フェリーの乗客らに怪しまれるに違いない。うちの猫らが大き目のケージに入れられ動物病院に連れて行くだけで、ずっとうるさく鳴いて大騒ぎなのだから、今ではそれが絶対不可能だと分かるが、当時はそれくら追い詰められていた。
ワイは田舎道を単車で乗るのが好きで、たまに野良猫などを見かけるものだから、誰も保護猫をお世話してくれないのなら、自力であの野良猫ちゃんたちのどれかを道中で捕まえて、そのまま家に持ち帰ろうと、外出時にはバイクの荷台に段ボール箱を載せて走っていたくらいだ。
ところが、これも今になって思えば到底無理な話で、うちで飼ってる猫ですら、外で捕まえようとしてスンナリ捕まえられたことなど一度もない。慣れた飼い主ですらこれなのだから、そこら辺りにいる野良猫が、見知らぬワイなどに簡単に捕まるはずがない。今では分かる。
せいぜい通りすがりのワイに捕まるような猫は、瀕死の状態の猫くらいだろう。それが全然分かっていなかった。野良猫に慣れている保護団体ですら、保護用の金網カゴを用意して餌でおびきだし捕獲するしかないようで、誰も無駄に網を持って追いかけたりしない。ワイはそうとも知らずに、野良猫がいたら捕獲して帰ろうかと本気で思っていた。
それがいつの間にやら自宅が無料の「猫喫茶」みたいになり、いつでも好きなだけ猫に触れる環境になってしまっている。今もうちの猫が、今打ってるキーボードのそばに二匹も来て、ワイの目の前に立ち更新作業の邪魔をしていた。無理して野良猫まで捕獲しようとしていた頃を考えると、今がまるで夢を見てるみたいで、天国に近い家のような気さえする。
猫日記より(2020.11.20)
今朝の最低気温が13.7度と非常に暖かく、5時半、寝床の電気を点けたら、座敷の段ボール箱の座布団の上に猫四匹が勢揃いしていてワロタ。昨日(朝6度)まで、布団の中や上でゴロゴロしていたのに。ダイソーで水中メガネ型の保護メガネを買ったが、メガネタイプと違って全然曇らない。密閉度が高く下から息が入って来ないのだ。これは良い。
先日から保護メガネの曇りが酷くて、湯気と結露で何も見えずイライラして猫トイレの作業が何もできなかった。そこで考えたのが、マスクは鼻穴のみ隠し、空気の吸い込みはマスク通した鼻穴からのみとし、吐く息は口からだけ吐く、という方式を考案してから大分良くなっていた。
2022年11月20日
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