脱走対策が大分進んだので、最近は滅多に脱走されなくなっていた。ところが、今日の夕方、宅配便の人が来て、うちのおばあちゃんが玄関に出たものだから、そのまま鍵を掛けずにいたら、その機会を狙っていた、多分「突貫猫野郎」ことジロタンが玄関を力ずくで開けると、シロタン、ミネコちゃんと続いて脱走したらしい。
もう夕方だったし、久しぶりの外だったので、外の空気を充分に吸って思いっきり自由に走り回りたいだろうしで、きっと猫らは夜遅くまで戻って来ないだろうと覚悟した。それで一番面倒なのが、いちいち一匹ずつ戻るたびに縁側の戸を開けたり閉めたりするので、全員戻るまで手間が掛かること。
オレが猫の脱走後に外を見ると、家の下の小川を、何かそこにいるのかジロタンとシロタンと二匹で川底を覗き込んでいた。その傍にミネコちゃんが佇んでいた。うちの猫らは脱走しても、うちの敷地内かその前後以内からは出ないので安心で、その後、草を刈ったばかりの草地で息子二匹は遊んでいた。
そこでオレが「伝家の宝刀」猫缶(空缶)を外に持ちだして、玄関前で50メートル下の猫らに聞こえるように缶をスプーンで叩くと、猫らは一斉にこちらを見るなり、こっちに向かって三匹が全速力で走ってくるではないか。それは猫缶が食べたくて、というよりも、缶の音をまるで空襲警報のサイレンみたいな危険信号と勘違いして、脱兎の如く安全な我が家へと、まずは戻ったようだ。
とにかくどれか一匹でも走り出すと、それに残り二匹も追随する習性なので分かりやすい。縁側前に三匹が揃ったので今度は本当に中身がぎっしりと入って、叩いても音が鈍い大好物のIGの猫缶の底をスプーンで叩くと、猫らが自分から開けたサッシから次々と入ってきたので、ご褒美として、いつもの倍の量を猫らにあげた。外に出た猫三匹が、僅か20分足らずで家内に戻るだなんて、奇跡的で初めてのことだ。これからも、この猫缶の超神通力を頼りに利用していきたい。
猫日記より(2020.7.20)
朝4時、背中にみっちゃん、顔の前に珍しくシマ二郎(ジロタン)が珍しくいて、オレの背中でミネコちゃんが子猫らに授乳しているのだが、よっちゃんがそこでちんまりしてた。朝10時、子猫らがうるさいので、二階の屋根に子猫らを解放する。そしたら、屋根伝いに下へ降りていて、茶の間から子猫らをおばあちゃんが入れた。
2022年07月20日
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