桑原通夫です。
三菱UFJフィナンシャル・グループ
など大手銀行3グループ発表・・
2025年3月期の連結純利益予想は
3社合計で3兆3100億円となった。
2005年に3メガバンク体制に
なってから・・
過去最高を更新した前期を上回る
見通しである・・
ということです。
三井住友FGの中島達社長は・・
相場環境や顧客行動など、
銀行業務に追い風となる環境が
揃った・・
経営者のマインドもプラス思考となり
日本経済は明るい見通しだ・・
と言っているようです。
しかし‥こんなことを言っているのは
大企業を相手にしている
メガバンクだけです。
現に地方の中小零細企業を
相手にしている銀行は、
貸し倒れによる損失などで
苦労しています。
そもそもの銀行の本業とは、
お金の融通役・・なのです。
↓
家計で余ったお金を
預かって・・
お金が不足している企業に貸し出す・・
というのが基本です。
↓
個人のお金を預かって
企業などに貸し出すことで
その利ザヤを稼ぐ・・というのが
本業なのです。
↓
ところが今の日本では・・
家計も企業もお金が余っています。
すると、どうなるか・・
設備投資などの借り入れ需要が
減少してきます。
↓
お金の融通による利ザヤ稼ぎが
出来なくなってしまいます。
↓
という事で、銀行は多角化を
しなければならなくなる・・
↓
つまり、融通→運用へと業務内容が
変わって行ったのです。
誰もお金を借りてくれなければ
有価証券などを運用することで
利益を出そう・・ということで
お金の融通から運用へと
変わって行ったのです。
先進国の銀行では・・
貸出→運用→役務提供・・と
多角化を目指すサービス提供事業所に
なって行ったのです。
今は世界的に大きな設備投資をする
企業が少なくなっているそうです。
日本ではいまだに上場を目指す企業が
相次いでいますが
アメリカでは、上場する企業も
少なくなっている・・
大きな資本を得るための上場は
必要なくなっている・・
という事です。
何のために上場を目指すか・・
より大きな資金を集めるためです。
かつては企業運営には多くの人材と
設備投資などが必要でした・・
今はネット社会、IT企業が盛んな時代です・・
企業に必要なものを変わってきました・・
Amazonのような企業相手に
運営サービスをレンタルするところもあります。
つまり、昔ほどの多額の資金を準備しなくても
運営が可能になっているのです。
特にアメリカではその傾向が強く
わざわざ資金集めのために上場する必要性が
なくなった・・という事のようです。
日本は相変わらず・・株式上場をめざして
頑張っている企業が多いのだそうです。
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