桑原通夫です。
日本はかつて年率で10%を超える
経済成長の時代があった・・
1990年にバブルが崩壊し・・
1997年には金融危機が・・
そして2008年にはリーマンショックと
世界同時不況が・・
最後に、2011年には東日本大震災と
色々な出来事がありました。
それに伴い日本の経済成長率は
アメリカの半分‥英仏独よりも低く
今は世界で31番目です。
かつての日本の高度成長時代には
何があったのか・・
何故?目覚ましい経済成長が
出来たのか・・
もちろん、日本人が一生懸命働いたから・・
という人が圧倒的に多く、
自分でもそう思いたいのですが・・
実は、為替レートが割安だったから・・
という事のようです。
為替は2国間で・・日本とアメリカの
両国間のお金の量で決まるそうです。
円とドルの相対的な割合で為替
レートが決まるのです。
例えば・・
円が660兆円あると・・
ドルは6兆ドルになり
その場合・・660兆円を
6兆ドルで割ると
為替レートが110円となります。
円の総量が720兆円に増えると・・
ドルは5.4兆ドルに減ります。
すると・・
720兆円÷5.4兆ドル=133円
になるのだそうです。
一昔前の日米間では・・
1ドルが280円
という時代もありました。
その前は1ドル360円という
時代も長く続きました。
今考えると大変な円安状態ですが
輸出業は儲かりました。
同じ商品を海外で売って・・
今の2倍、3倍のお金になりました。
そうやって日本の高度成長時代が
続いた・・
日本人の勤勉さ・・というよりも
為替レートのお陰で日本は成長できた
という事です。
1ドルが280円・・
しかしこれではアンフェアである・・
日本は割安だが、
アメリカには割高です。
この為替レートはフェアじゃないと
アメリカは怒りました。
このままではアメリカの
対日本との貿易赤字は
膨らむばかりです・・
当時貿易と財政の両面で
所謂、双子の赤字を抱えていた
アメリカは・・
1985年にアメリカ主導の
G5によるプラザ合意を強行し、
日本の円が半分の価値にまで
下げられたのです。
結果的に、アメリカの対日赤字は
半分に減った‥という事です。
すると同時に・・
日本の高度成長も止まりました。
その後、アメリカはドルの供給量を
増やしたことで
ドル安円高の時代に突入しました・・
1ドルが80円を切る・・まで
円高ドル安が進みました。
もちろん、日本の対米貿易収支は
悪化しました。
日本は資源を輸入し、製品を輸出する
ことで稼いできた日本には
大きな痛手です。
プラザ合意後の日本のDGPは
一気に成長が鈍化していきます。
更に2009年・・日本では
政権交代が起き、民主党政権に
なりました。
同時に行財政改革という事で
緊縮財政施策に変更・・
右往左往の3年間がありました。
そして・・ようやく安倍政権になり
アベノミクスが登場・・
思い切った円の量的緩和施策により
円安ドル高へと、日銀も
舵を切りました・・
再び・・円安ドル高へと
少しずつ推移し・・
今は1ドルが150円前後にまで
なっているのです。
日本の基幹産業である
自動車業界も息を吹き返しました。
輸出に頼らざるを得ない日本は
為替レートが伸びると
GDTの成長率も伸びるのです・・
という事は・・
円の量を増やせば、円安になり
景気も良くなるはず・・なのです。
なぜ?そうしないのか・・
バブルを恐れる人がいるからです。
しかしバブル経済というのは
日本に限らずどの国にも
起きているのです。
中国の経済成長も不動産バブルの
お陰です・・
円が増えればドルは減ります・・
円安が進めばドル高も進みます。
輸出に頼らざるを得ない日本は
為替レートが伸びると
GDTの成長率も伸びるのです・・
バブルを恐れる・・のではなく
1つのバブルがはじけたら
別のバブルを創り出すぐらいで
丁度いい・・
緊縮財政で成長した国など
ない‥という事です。
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