2021年12月05日
山梨県東部・富士五湖と和歌山県・紀伊水道のW地震は南海トラフの前触れか…専門家が警鐘について
日本列島で地震が立て続けに起こっています。
2021年12月3日午前6時37分に山梨県東部・富士五湖、午前9時28分に和歌山県・紀伊水道でそれぞれ震度5弱の揺れが襲いました。
関東と関西で起きた地震だが、専門家によれば、いずれも「南海トラフの前兆」だといわれています。
今回は、『日刊ゲンダイデジタル』の記事を引用して今回の地震について紹介します。
【目次】
1,今回の地震の概要について
2,専門家の見解
3,昭和東南海地震
4,最後に
【今回の地震の概要について】
山梨県東部・富士五湖の地震は震度5弱の前に、午前2時18分(震度4)、23分(震度3)にも起きていた。
【専門家の見解】
関東周辺ではこのところ地震が続いている。11月30日には東京23区、今月1日には埼玉県北部と千葉県東方沖。同2日には茨城県南部で震度4を記録したばかりだ。立命館大環太平洋文明研究センターの高橋学特任教授はこう言う。
「首都圏周辺から関西に向かって地震が目だちますが、国土地理院の電子基準点測量によると、8月頃から、地殻変動の様子が変わりました。日本列島全体が北東から南西に移動したと思えば、11月になると日本列島全体が南西から北東方向に移動しています。不気味な現象です。また、けさ(3日)の山梨県東部・富士五湖の地震は、M4.8、深さ約20kmと規模の小さい地震だったにもかかわらず、最大震度5弱になりました。通常なら、震度3程度の揺れになるはず。さらに、震源が浅いにもかかわらず、揺れの範囲が広い。これも変です」
原因は、日本列島全体がプレートの力のせめぎあいに翻弄されているためだ。
「現在、太平洋プレートは積極的に動いています。最近の地震はフィリピン海プレートが、太平洋プレートに圧縮されて起きています。今後、フィリピン海プレートの内部が割れて活断層型地震を起こしたり、フィリピン海プレートがはねあがる海溝型地震もあるかもしれません」
これが南海トラフの巨大地震に繋がる前兆になるという。太平洋プレートやフィリピン海プレートの活動が活発化しているのは、富士五湖の地震の3時間後に起きた和歌山県・紀伊水道の地震からも分かる。
「この地震もフィリピン海プレート影響です。M5.4、深さ20kmの小規模ながら最大震度5弱の揺れに繋がった。プレート全体が広範囲に刺激されていることが分かりますし、近く、さらに南に位置する宮崎県の豊後水道や日向灘付近が動く可能性もあるので注意が必要です」
高橋氏は、フィリピン海プレートの影響で富士山、箱根山、伊豆大島、三宅島などでの火山活動の活発化や地震が起きる可能性も指摘する。すでに起きている西ノ島新島や軽石が話題になった「福徳岡ノ場」の噴火もその一環とみている。
大阪管区気象台の担当者は紀伊水道の地震について「南海トラフ地震の予兆ではない」と話しているが、77年前には12月7日に昭和東南海地震が起きている。心構えは必要だ。
【昭和東南海地震】
*内閣府ホームページより
《報告書の概要》
はじめに
1944(昭和19)年12月7日午後1時に発生した東南海地震は、海洋プレートの沈み込みに伴い発生したマグニチュード7.9の地震で、授業・勤務時間帯に重なったこともあり、学校や軍需工場等を中心に死者1,223人の被害が発生した。その37日後、1945(昭和20)年1月13日午前3時に内陸直下型の三河地震が発生し、死者は2,306人に達した。
第1章 東南海地震の災害の概要
1944年東南海地震は、歴史上繰り返し発生してきた駿河トラフと南海トラフ沿いを震源域とする地震であり、震度6弱相当以上となった範囲は、三重県から静岡県の御前崎までの沿岸域の一部にまで及び、津波は伊豆半島から紀伊半島までを襲った。
第2章 東南海地震の被害と救済
三重県においては、熊野灘沿岸の津波被害、愛知県においては、埋立地である軍需工場が集中する地区での被害、静岡県においては、軟弱な泥質からなる沖積平野地区において住家被害が見られるなど、被害の様相はさまざまであった。
第3章 東南海地震のインパクト
東南海地震は、宝永地震や安政東海地震の震源域と比べると、地震空白域があることが指摘され、割れ残し部分(想定東海地震域)について地震予知を前提とした対策が進むこととなった。当地震の震源の広がりについては、想定東海地震に備えるために今後とも検討を要する課題である。
第4章 三河地震の災害の概要
三河地震は、プレート内活断層から発生した地震の典型例で、明瞭な地表地震断層の出現、多数の前震等が確認されており、岡崎平野南部や三ヶ根山地周辺に最大震度7の局地的な大被害をもたらしたが、東南海地震と同様、「隠された地震」であった。
第5章 三河地震の被害と救済
戦時下であったため、行政による援助物資は数量的にも乏しく、被災後の生活を支えるには不十分であったこともうかがえる。軍用物資の輸送路の確保が急がれたため、復旧を支える緊急輸送路の確保は早く、軍による倒壊家屋の処理等も実施された。被災状況を撮影した写真が残されており、立て続けに起こった地震による被害を知ることができる。
第6章 戦時下での地震
東南海地震及び三河地震による被害は甚大で、軍需生産力にも大きく影響したため、地震に関する資料は極秘とされ、戦時報道管制の下、被害に関する報道は厳しく規制された。地元紙においては、物資配給・住宅対策といった被災者の生活支援に関する記事についてできうる範囲での報道が行われた。
【最後に】
地震などの災害は、いつどこで起こるか分かりません。
今回の山梨県や和歌山県だけでなく、東北、関東、トカラ列島など各地で地震が起こってますので、いざというとき困らないように、事前の準備を行いましょう。
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